H22年第4問 | ごっちゃんのブログ

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問1.

100円で買ってきた資産の、将来CFの割引価値が126.74だった。この126.74には自己創設のれんが含まれてる理由は?


問2.

126.74をBS価額とすることのメリット・デメリットを会計情報の質的特性の見地から述べよ。


問1→「利用から得られる将来CFを割引いた126.74は、報告主体の主観的な期待である。一方、取得原価100は支出額に基づく過去の事実である。したがって、126.74と100の差額26.74が自己創設のれんに相当する。」


問2→「将来CFの割引価値は、意思決定関連性の面で有用であると考えられる。なぜなら、将来CFの割引価値は経営者による将来の推定値であり、そのような推定値は、投資家が意思決定に際して企業成果を予測し企業価値を評価する上で重要な指標となるからである。一方、信頼性の面で問題があると考えられる。なぜなら、先程同様、将来CFは経営者による将来の推定値であり、客観的な事実に基づかない測定値だからである。このような測定値を経営者が開示することにより、投資家が自らの判断を誤り、思わぬ損害を被るおそれがある。(制度上も、経営者には、投資家による企業成果の予測と企業価値の評価に役立つ、事実の開示のみが求められており、経営者自ら行った予測を開示することは自己責任の原則からなる金融商品市場の精神に反するとされている。)」


解答1.

126.74は利用による将来CFを測定時点で見積もり、測定時点の割引率で割引いた利用価値。

これは、報告主体の主観的な期待価値で、測定時点の市場価格100とそれを超える無形のれん価値26.74の合計額であるから自己創設のれんが含まれる。


解答2.

126.74のオンバランスは、経営者による企業成果の予測と企業価値の評価にあたる。このため、投資家は経営者視点で企業を見ることが出来、意思決定との関連性を具備するメリットがある。

一方で、これは経営者の主観に過ぎず、信頼性が損なわれるデメリットがある。


まとめ

勉強したばっかりの所なのに随分荒い。まず、焦って利用価値の説明をすっ飛ばしてしまっている。次に、含まれている理由を答えるのだから含まれているで結ぶ。他には意思決定関連性でなくて意思決定との関連性。

認識と測定の理解も地味に問われている。支出額≒市場価額とか、利用価値とか。

問2では、本来投資家が行うべき予測・評価を経営者がやってくれている点が強調できていない。


ちなみに当時

解答1.

F資産の使用による将来CFはあくまでA社の主観的な期待に過ぎない。また割引率もA社の見積もり計算である。このように企業価値の自己評価・自己申告にあたるため、自己創設のれんが含まれている。


解答2.

126.74は経済的資源として資産の定義に即している。それは将来CFの割引現在価値だからである。よって投資家にとっての意思決定との関連性の面で優れるが、経営者による自己評価・自己申告にあたるため、信頼性の面で投資家が信頼して利用できる情報であるかどうか不明確である。


自己評価・自己申告というキーワードをO原で覚えていたんだろう。木を見て森を見ずになってしまうことがあるキーワード学習の弊害。言いたいことは分かるけど、採点者さんあとは察してくれという放り投げ感が漂う。