密かに海外出張する整体師。身体の為の勉強ブログ。

密かに海外出張する整体師。身体の為の勉強ブログ。

鹿児島県指宿市で指宿駅近くで姿勢や運動指導を中心とした整体をしています。体についての解剖学や運動学を中心に勉強した内容を書いています。

Amebaでブログを始めよう!
猫のリハビリをしてきました。

病院で働いていた頃の神経所見の見方や

脳卒中の評価がこんな所で役に立つなんて…


人間とは違うので、検査出来たのは

一部だけでしたが

同じ哺乳類ですね。

かなり近い部分もあり驚きました。


けど、驚いた時に

1つ気になった事が…


もし人のリハビリも応用が効くのであれば、

やってはいけない運動が

猫にもあるんじゃないか??




骨折後や術後なら先生の指示に従って

運動でいいと思うのですが

脳機能だったり神経では、

リハビリの方法が変わってきます。




●人と猫のリハビリの違い

●猫のリハビリ方法

●リハビリの注意点





人と猫のリハビリの違いと同じとこ



違い


人の場合は、どんな症状であれ

説明して目的を決め、それに向かってリハを進めてく事が多いです。

納得してもらえた方が

積極的に練習してもらえますからね


ただ、猫の場合は

正確な訴えもないし、

人の説明を理解するのはかなり難しいです。

右前足を90度曲げて下さいって言っても

曲げてくれません。


なのでスタート時点で違います。



その後も、正しい方法での

自主練習なども期待できません。


もちろん骨や筋肉の

機能も大きく違ってきます。

しかし、そこは

骨の形や筋肉の付き方

動きの分析で

どうにかカバーできそうです。




同じとこ


神経が傷ついたり

脳に損傷がある場合には

筋肉の硬くなり方(痙性)や

反射等は近い形で現れていました。



この状態でも色々なリハビリ方法があります。

この筋肉が硬くなった状態で

いきなり色々な動きをさせる事は少ないです。

多少運動を分解して

脳機能の回復に合せながら行っていきます。


脳が損傷した時に麻痺が出ていたりするのなら

高次脳機能障害も出ている可能性があります。



猫の高次脳機能がどんなものか、

正確にはわかりませんが

たぶん、

餌の認識や、飼い主の顔、そこが自分の居場所かどうか、

真っ直ぐ歩いたり着地のタイミングの計算ってところでしょうか

これが障害されている可能性があります。







猫のリハビリ方法



脳の損傷や神経障害の場合

人間と同じなら、

ほとんどの場合完璧には治りません。

けど、

正しく導くことで後遺症を軽減させることは出来ます。



猫のリハビリをして

大切だと思った事は

●骨格を整える

●やってはいけない運動を飼い主が把握する



この2つを守って行うことで

猫にとって負担が少なく

遠回りしなくて済むので

ご家族の心のもやもやも軽減できると思います。



骨格を整える


人間の骨と

猫の骨って

同じ名前の骨が多いです




骨格を整えるといっても

ボキボキ鳴らしたりしません

筋肉の左右差を見つけ

欲しい動きに合わせて

邪魔している硬くなった筋肉をほぐして

硬い場所と柔らかい場所の

差を減らしてあげます。

そして関節に動きを教えていきます。



猫 リハビリ 整体 脳


この子の場合は

左半身がピーンと伸びており

動きの基礎となる場所の歯車が

ズレている感じでした

なので

その歯車のズレを

調整してあげる事で

硬かった筋肉が

柔らかい筋肉の邪魔をしなくなり

歩いたりできるようになりました。



ちなみにやった事ですが

・肩甲骨周辺の筋緊張を落とす

・股関節の可動域練習

・ハムストの筋緊張を亢進させる


子猫 リハビリ 方法




やる運動より、やらない運動を決める


これが本当に大切です。

人でも同じなのですが

筋肉の付き方に大きな差が生じると

悪化の一途を辿ります。


付き過ぎた筋肉は、邪魔です。

猫の場合も同じです。

筋肉のバランスが必要です。




この子の場合、

左側が伸びた状態なので

できるだけ

左側が支持側となるような運動が必要になります。



そして、いらない運動は

・おもちゃを低い位置で遊ぶ

・左側の方でおもちゃを使い注意を向ける

・バランスの悪い場所で足が伸びるような動きを行う


1.おもちゃを低い位置で遊ぶ

低い位置で遊ぶと、骨格の流れから

後ろ足は伸びてしまいます。

頭より上に注意を向ける事により

頭や首の角度を使い

足を曲げる方に働かせる事が出来ます。



2.左側の方でおもちゃを使い注意を向ける


伸びている足の方で遊ぶと

もっと伸ばそうとするので逆効果に

なります。

落としたい筋肉をぐいぐいつけてしまい

弱った筋肉は働けなくなります。



3.バランスの悪い場所で足が伸びるような動きを行う


人が猫の体を持ち上げて

歩かせるような事も邪魔な筋肉を働かせるだけに

なる事が多いので注意が必要です。

筋力低下怒っているような猫なら

ボールに乗せてあげる方法もありますが

脳や神経障害なら

必要性を見極める事が大切です。





猫 リハビリ 骨格 方法


身体が動かしやすくなったのか

積極的に歩いてくれるようになりました

最初はふらふら歩いていたのですが

やはり運動神経が良いです。

すぐに自分の体で最高の使い方を

理解していました。


ただ、股関節の動かし方がまだ下手なので

練習が必要そうです。



調整通りに動いてくれたので良かったのですが、

1つ心配な事が…

施術者の調整次第で

伸びしろが全然違ってくるんです

間違った方法だと

猫の運動を邪魔するだけになる場合もありえます。






リハビリの注意点



・やり過ぎには注意

やり過ぎると、体力低下や過用症候群になる場合があります。


・間違った遊びを続ける

偏った運動だったり、つけたくない筋肉をつけると

猫の動きを邪魔してしまう場合があります


・その子に必要なリハビリ手段を考えてあげる


骨折後や術後のリハビリと、脳損傷後、神経障害や内臓疾患。脊髄損傷後の

方法はすべて違います。

子猫の頃なら癖は少ないですが

大人になっていると、動きのクセがあります。

動きのクセと関連付けながら

アプローチ方法を決めてあげる事が大切です。









今のままの医療・介護では悪循環。

そう思わせてくれる出張整体でした。


向こうの開業理学療法士さんや、

政府に介護関連のレポートを提出する人にも

お話を聞くことが出来、

ふつふつと焦りが。


去年の出張では、そこまで見たり話したりする

時間的余裕が無かったのですが

今回は、時間も多くとっていただき実現しました。



状況を確認し、話を聞き見ていく中で

個人の技術向上は、

予防にとって悪循環の入り口になるのでは?

という疑問も出てきました。




日本とドイツは、全然違いますが参考になる事が多くありました。

①予防に適した街環境

②自主練習が当たり前な風習

③人だけでなく、人生を見る









結論から言うと


理学療法士や作業療法士は、

運動学で予防指導するのが得意分野です。

「この運動続けててね~」っていう

続かない声掛けじゃなくて

治療中から回復だけに意識するのではなく

予防も入れていく努力が

必要だと思います!



当たり前に言われてる事ですが、

なぜ根本が違うと感じたのか。

以下に理由を書いていきます。





見て 聞いて 感じた 違い



①予防に適した街環境



・日本の場合

高度経済成長から

核家族化が進み、

多くの人が家を持つように。



その結果、

街全体が薄く、密集感が無くなる。

田舎にいけば特に顕著。

畑の真ん中に、家がポツンポツンとある。

車があったり、使える状態ならなんの問題もありません。



家自体が、何十年かで住めなくなるので

更地にして引っ越したり・・・


子供達は、都会に出て行って高齢化進みまくり。

近隣の人たちとも、

何世代も仲良くしているわけではない。


夢のマイホームという雰囲気があって

どの世代も家や土地を買っている人が多い。





・ドイツの場合


100年単位で建ってる家も多く

何世代もそこに住み続けている人達がいる。

車が無い時代からの街なので、駐車場など

家から離れた場所に止めないといけなかったり大変そう。


歩いて移動が基本の時代に街作りされているので

かなり密集している。


なので移動能力が低下した人などは

車が必須な日本の田舎に比べると

要支援レベルなら自立できそうな環境。



そして、100年単位で住んでいる為

近隣とのつながりがとても強いです。

「ひいじいちゃんの代から知ってるよ~!」

みたいな感じで協力しやすい状況が出来上がってる。



なおかつ親族も、近くにいることが多いらしく

親戚+長年付き合いのある近隣住民

付き合いが濃ゆいので

買い物支援や小さな家事支援を

してもらえるとの事。



ずっと昔に作って、お金は払ってあるから

土地代+家代がいらない。

一緒に住むとしたら、

親子で家と土地のお金が浮くので

家族での収支でも全然違う。

家や土地で浮いた分を、

介護やその他の事に回せる。


ドイツ フランクフルト空港 空撮
●ドイツの街並み


日本のように核家族で、

親も子も家と土地買ったら

どんでもない額に。



今の日本は、個人でもらえる額が少なくなってきているので

将来介護やその他に回す余裕など無いかもしれません。

このおかげで、経済成長できたので

悪い面ばかりではないのですが、

ツケが回ってきてる可能性も。



スーパー等でも、大きな違いが。

とにかく駐車場の優先スペースが多い。

そして、そこに停めない意識がみんな高い。

お店に入った後も、

バーコードの読み込みをすぐにできる機械があって

計算しなくていいので楽。

最後に店員さんと確認します。

その時も、世間話をしながらなので

高齢者には嬉しいかも。


駐車場 優先席 多い
●駐車場
スペース内に青い印があるところは、
全て優先スペース





②自主練習が当たり前な風習
③人だけでなく、人生を見る


※これは、セットで考えた方が納得できました。


「自主練習に励んでもらう」というのは、

予防をしていくうえで重要。


内臓系なら食生活も大切。

日本の場合、食生活は欧米に比べ

意識が高いように感じた。

日本食自体が、野菜多めだし。


チーズ・味の濃いソーセージ・ジャガイモ

これが、どの料理にも出てきていた。


食生活を変えるのは難しいので

ドイツでは苦労しているようでした。



しかし、運動の面でいうと

日本が遅れをとっている。


ドイツの開業理学療法士ピーター曰く、

「20年前は日本のように、身体をほぐしたりしている人が

多かったよ~。今はかなり減ったかな。」


ドイツのPTを何人か見させてもらえたのですが、

みんな少しだけ徒手。

あとは、正しい自主練習方法を指導。


日本よりも入院期間が短いため

セラピストの考え方が、

「疾患や手技を勉強して、

目の前の患者さんを私が少しでも良くしてあげよう!」

ではなく

「疾患も大切だけど、自分の力で治さないとだめだよ」

少しドライに感じました。



この疾患や状態なら、

こうやった方がもっと良さそうなのに~

って思ったりしたのですが

「目の前だけ見てどうする?意味があるのか?人生を見ろ」

かなり衝撃を受けました。


疾患に対してのアプローチではなく

その人のずっと先を見て

プランを組んでました。


疾患に対するアプローチなら、

診断書をベースに

専門書見て確認し

身体の評価して

家屋状況聞いて

家族等の支援体制を聞いて

家で生活するためのリハを考える。

動作、関節可動域、筋肉、ADL…等

口癖は、「絶対、転ばないで下さいね」




これでは、まだ疾患しか見ていないんじゃない?

みたいな事言われました…


確かに、これでは目の前の疾患がベースです。

日本の医療保険や介護保険では

しょうがないのですが…



疾患別の動作練習あんまりしないみたい。



片麻痺の動作練習とかも

日本だったら、片麻痺の方に筋トレばっかりさせてたら

「痙性が、どうのこうの~!」

「正しい動きが、うんたらかんたら~!」

全然勉強してない!みたいな事を言われる事が多々あります。




けど、「人生を見る」に変えると

麻痺が残るから、どうしても転倒し易くなる

転倒したら、たぶん骨折する

骨折したら、どうせ筋トレ必要になる

というか年を重ねると
筋肉落ちるから、筋トレ必要。


こんな視点になると、

麻痺に対するアプローチも必要ですが

筋トレ系の自主トレも

必要なんじゃないか?って思えてきます。


※1回のリハで麻痺を、え??っていうくらい改善させていく人達もいるので
その人達は、また別ですが…。






日本なら保険制度の仕組み上、

なかなか難しいところもあります。



そして、もう1つ問題なのが



患者さんの意識が、

ここ10年20年で変わってきている事です。

セラピストが少ない頃は、

同時進行3人!みたいな感じじゃないと

間に合わなかったという時代がありました。



この時には、自主トレが当たり前だったと思います。

患者さんの意識としても

「まわりの人もみんな自主練してるから…するか」くらいな感じで。


しかし、今は個人対個人。

みんなが見えるオープンな場所で、

「あの先生は、ちゃんと触ってくれるのに。あの先生は自主トレばっかり!」

などど言われ始めます。

本当に良くするために、

個人対個人になっているはずなのに

クレームになるから個人対個人になってる人も

少なからずいるように感じます。


ドイツのリハ室は、

ベッド毎にカーテンで仕切られてます。

最初は、プライベートが守られてるんだな~!

って思っていたのですが



もしかしたら

周りの個人対個人を見せずに、

自主練が当たり前の状態に

持っていくための工夫なんじゃないかな?って考えました。


カーテン 緑

カーテン 白
●カーテンで仕切られてる



日本では、自主トレ=手抜き

このように考えている患者さんやセラピストが

一定数います。


だから、手技を勉強して『私が良くしてあげる!』

個人の技術を上げることが、

厳しい治療家業界を生き抜く秘訣!

として語られてしまうのかな。



私も実際、そう思ってやってきてるので複雑です。



けど、予防をしていくなら

自主トレ=自分の為!

この式を、セラピストもちゃんと理解しないといけないと思います。

口では言うんですけどね…私も、めっちゃ言ってました。

けど、本心では

私が触った方が、効果を出せるはず!と考えていたので

「やってる事」と「言ってる事」に矛盾がありました。



自主トレより、人が触った方が喜ばれるし

クレームも少ないし効果が出ると思います。

けど、

その人の人生を考えるなら、

病院や治療院で、一定期間するだけでよりも

正しい自主トレ方法を教えて

自分で運動するのが当たり前という環境を作っている必要があります。




腰痛などが出た時も、

病院行って湿布もらって電気あてて

信頼してる整骨院、整体に行くって流れがあります。



これも、自分で運動して予防するより

誰か技術のある人にやってもらった方が楽だし、

効果が早い気がする!



このような考えが、40代くらいから

刷り込まれていったら

予防が大切!というのも響きにくいように感じます。



悪循環 クライアント 患者 予防

悪循環 セラピスト 予防
●予防を目指す上で悪循環?




まとめ




街作りは、すぐにはできません。

親戚付き合いや隣人との付き合いも

大切にしていた方が将来に繋がりそうです。



個人の技術を上げる事も大切ですが

それだけでは、

困ったときにそのセラピストのいる場所に

行くだけで終わってしまいます。

頼られる事で存在意義をが出てくるので

難しい所です。


しかし、頼られる環境ばかり作ってしまえば

予防には繋がりません。



そこで『運動を続けてもらう技術』

これに注目して全体の流れを変えていく必要がある感じました。

自分のところに来てもらう努力も大切ですが、

手技の勉強ついでに、

『運動を続けてもらう技術』も考えてもらえると

患者さんやクライアントさんの為に

出来る事が増えます。



そして、この分野が一番得意なのが

理学療法士や作業療法士なので

「この運動続けててね~」っていう

続かない声掛けじゃ足りないです。


治療中から回復だけに意識するのではなく

自主トレを含めた予防にも

力を入れていく努力が

必要だと感じました。












いかり肩治すのに、

肩周辺のストレッチが大切?

本当ですか?




確かに、いかり肩になっている人や

ストレートネックの人は

首や肩甲骨周辺の筋肉が

ガチガチになっています。



そのガチガチになった筋肉を

戻すだけで

10年以上連れ添っている

いかり肩が離れていってくれますか?





仮に筋肉が柔らかくなっても

すぐに戻ってきます。



Before Afterの写真で

1回で効果が出ても

気付けば戻っているのは

大切な根幹部分が変わってないからです。



理想の骨格を保つためには、

継続した正しい運動が必要になります。






なぜ肩周辺だけの運動では効果が薄いのか?








いかり肩の対処法や原因でよく出てくるのが



1.デスクワーク良くない!



2.肩や首の筋肉がガチガチだからだ!



3.僧帽筋、菱形筋のストレッチだ!






1つ1つ見ていくと

正しいと思います。



正しいのに、なぜ効果が出ないか?



根本的な原因について

対処してないからなんです。



非常にもったいない。



身体のもったいないを無くすために働いてる私としては

ほっとけません。



1.デスクワーク良くない!





デスクワークの方でも、なで肩の人はいますし

座り方ひとつ変えてあげるだけで

いかり肩改善につながったりしますからね。





2.肩や首の筋肉がガチガチだからだ!

3.僧帽筋、菱形筋のストレッチだ!






ほぼ同じような事言ってますね。

ここが重要なんですが、

この筋肉達が頑張り過ぎてる理由について

書いていないんです!



頑張り過ぎる理由が、「デスクワーク」等で片付けられていますが

ちょっと違うんです。



いかり肩で悩んでる方は

学生時代から悩まれているので

「デスクワークでは無い」事が多いんです。

勉強机にずっと座っているってのも違います。





人の体はつながっている。





スウェイバックの筋肉の流れです。

スウェイバック 筋肉 流れ



赤い線が普段休んで働きにくい筋肉達

青い線が働き過ぎてる筋肉達







こちらは胸椎フラット反り腰の筋肉の流れです。

反り腰 フラットバック



このように、体の骨格には筋肉や関節の流れがあります。



身体は常に、外側からの刺激にでんやわんやです。

身体のバランスを崩すものとして…



・利き手、利き足

・重力

・床反力(歩いてる時に地面から返ってくる力)

・好きな人や嫌いな人と話す(姿勢に出ますよね)

・車や電車、飛行機での移動

・仕事やプライベート

等々



これらの原因により、

筋肉が色々な動きを余儀なくされ

自分に合った最高の状態を保って生活することは出来なくなります。



骨格バランスが崩れた状態が長くなり

筋肉や姿勢のクセがつくと

いかり肩やなで肩の完成です。





いかり肩の運動学と解剖学






横向き 人体 イラスト



腰と骨盤の角度の変化で背骨がこんなに変わります。

これだけ違いがあれば

筋肉は教科書通り正しく働きません。



たとえば、反り腰の人で肋骨が開いてると

腹筋は全然つきません。

かわりにお尻や背中の筋肉がつきます。



スウェイバックの人なら

腹筋などつきやすいかわりに

肩甲骨を内側に抑えておく筋肉が弱くなります。



あなたの今の骨格が作られる流れは

こんな感じです。





1.どんな生活を送ってきたか?



2.頭を支える首の位置は?



3.肋骨の位置が変わる



4.肩の位置が変わり完成(★維持へ!)






1つずつ考えていきます。





1.どんな生活を送ってきたか?



小さい頃からの習い事や

自宅でのくつろぎ姿勢

学校での椅子の座り方

ベッドや布団の弾力

呼吸補助筋の使い方

どんな靴が好きか

お父さんの骨格に、お母さんの筋肉?

等々



これらによって、

あなたの骨格は作られていきます。





2.頭を支える首の位置



ストレートネックは、いかり肩と

めっちゃ仲良しです。



骨格が変わり、重たい頭を支える首回りの

筋肉にも違いが出てきます。



首の負担 比較 ストレートネック







首の後ろにかかる負担

左側は前弯のある理想の首です。



緑(頭の重さ)が

赤(支点)と青(首の筋肉)の2つで

しっかりと支えられています。



しかし、

ストレートネックでは、

緑(頭の重さ)と赤(支点)の2つを

青(首の筋肉)で支えないといけないので

筋肉達はかなり頑張らないといけません。





3.肋骨の位置が変わる



なぜ、骨盤の位置によって

肋骨の位置がかわるのでしょうか?



骨盤の角度が変わると

働く筋肉達が変わります。



働く筋肉達が変わると

動作時に中心となる筋肉が

違ってきます。



わかりやすい場所でいうと

呼吸で働く筋肉達も違ってきます。



下の図は、首があまり動かない状態での呼吸補助筋です。



スウェイバック肋骨周辺の筋肉後面カラー



この青い場所は、

スウェイバックの時に働きやすい呼吸筋です。

背中側から見てる図です。



スウェイバック肋骨周辺の筋肉後面カラー



ちなみに筋肉の種類は

(広背筋・後下鋸筋・内腹斜筋)



下の図は、お腹側から見たものです。



スウェイバック肋骨周辺の筋肉前面カラー





(大胸筋・前鋸筋下部・腹直筋・外腹斜筋)



この青い部分の筋肉達が、

呼吸時に24時間中心となって働きます。

青い部分に引っ張られるように骨格が

変化していきます。



その結果、肋骨からなる

胸郭の形が変わってきてしまうのです。





4.肩の位置が変わり完成



肩甲骨と胸郭に対する位置



横向き反り腰スウェイバック肩甲骨付き





先ほど、出てきた

呼吸補助筋のなにが中心に働くかに

よって肩甲骨の位置と

肋骨で作られる胸郭の形が

変わってきます。







前鋸筋が肩甲骨を前に持ってくる



肋骨と鎖骨上からの図



緑の矢印:菱形筋・僧帽筋(中部繊維)

青い矢印:小胸筋

赤い矢印:前鋸筋



このように、

緑の矢印(菱形筋・僧帽筋中部)が働けば

肩甲骨は背骨のラインに近づきます。



逆に、

小胸筋と前鋸筋が働くと肩甲骨は、前に

出ていくためにいかり肩になります。





ここに、胸郭の形や

骨盤の角度、姿勢筋肉のクセなどが加わり…



こんな感じで肩甲骨が外へ前へ

出ていく事により、いかり肩の完成です。



右肩は、なで肩の骨格です。

なで肩改善に、三角筋を鍛えるっていうのがありますが…

肩甲骨の位置や条件から考えると

あまり効果は出ないように感じます。



なで肩といかり肩を後ろからの図





このレベルのいかり肩状態まで来ていると

普段通りの生活を送るだけで

いかり肩の固定が強くなっていきます。



固定が強くなってる時に、

ストレッチや自分に本当に合っているかわからない体操や姿勢を

する事くらいじゃ良くなりません。



呼吸をする度に

一歩、歩く度に

ちょっと座ったり立ったりする度に

いかり肩は強固なものになっていきます。









5.大切なのは腰・骨盤・太もも!






このように、骨格がずれていくのには

流れがあります。



いかり肩を直すためには

今までバリバリ働いていた筋肉達を休ませ

ずっとサボっていた筋肉達を

働かせればいいんです。



そこで大切になるのが

腰と骨盤の角度の変化です。



骨盤の角度が変われば

重力に逆らう筋肉達が変わります。



この重力に逆らう筋肉達を味方につける事で

自分の理想の骨格に近づきます。







ちなみに、いかり肩を直していくためには

ふくらはぎの筋肉と

太もも前面の筋肉には頑張ってほしいです。





このように骨盤の向きが

姿勢や肩に大きな影響を

及ぼしています。









まとめ






筋肉の流れをちゃんと評価して

運動をしていかないと

意味が無いどころか

理想とは真逆に進む可能性がある。









1.骨盤の角度により、働く筋肉が変わる

2.背骨のぐねりに変化

3.頭を支える首が無理し始める

4.呼吸補助筋が余計に働き始める

5.肩の位置が変わり完成!



最初は、骨盤だったんですね。

















ドイツとルクセンブルクって違う国だということを

知りませんでした…



言いたい事があり過ぎて

1回じゃまとめきれそうにありません!



今回は、写真を中心にまとめていきます!





●ノリノリで写真を撮ってくれました


ヨーロッパの人は、写真を一緒に撮ってくれる人が多かったです!

1回を断られる事なく、

色々な方と写真を撮ることができました。


今回の旅で一番使った英語は、

May I take a picture with me?でした。





ルクセンブルクの街並み

本当に綺麗でした。



高級なお店が立ち並び

私には買えない高価なものばかり!


●ルクセンブルクの裏道?




●オシャレなイタリア系の服屋さんで一緒に写真を撮ってもらいました

●道路脇には、車が停車しまくり


●ルクセンブルクの駅です。お城みたいです。





●めっちゃオシャレなカフェ

ここのスイーツですが、

味が濃すぎず食べやすかったです。

店員さんたちは、フランス語を中心に

話していました。


●この店の激ウマタルトです。








ドイツの病院で、リハビリの見学もさせていただきました!

ドイツのセラピストさんは、

体の繋がりを本当によく勉強されています。





足の怪我でも、

上半身からのアプローチや

身体全体を使った自主トレなど

1つの部位の治療のために

全身を視る習慣や考え方が定着しています。


●めっちゃ伸長高いです


●全部カーテンで区切られている


日本のように、

大きなベッドで、何人か横になる方式ではなく

完全に個室(カーテン)タイプです。



ベッドは、電動ベッドで

セラピストの動きや

リハプランに合わせて、高さを調整しています。




医療保険の制度そのものの違いなのか

わかりませんが、

セラピスト主導のリハではなく

『いかに自宅で運動してもらうか?』

これを中心に、各セラピストは

患者さんに説明や運動指導をしていました。












ドイツで、感動したものの1つで

ソーセージの美味しさがあげられます。


●スーパーのお肉コーナー

お肉が充実しています。

普通の生肉よりも

ソーセージやハムなど

加工肉の割合の方が多かったです。



その隣にあるのが


●チーズコーナー


さすが、ヨーロッパ!

各国の美味しいチーズがたくさん並べられています!

EUになってから、

物を運ぶのも楽になったようで

各国の美味しいものが

流通しまくっているようです。


国をまたぐというより、県をまたぐような感じみたいです。

なので、ドイツにある

イタリアンレストランのウエイターが

ポーランド人だったりします。




ちなみにここのスーパーでは、

ハム・ソーセージコーナーの横に

パンが置いてあります。


好きなパンを選んで

食べたいチーズやハムなどを選ぶと

その場で

サンドイッチを作ってくれるんです!


試食もガンガンさせてくれました。


●その場で作ってくれたサンドイッチ


ソースとかは、ついてないのですが

加工肉に味がしっかり染み込ませてあるので

本当に美味しいです!!








●ドイツといえばビール!


日本のように

苦さは、そこまで強くありません。

なので、ビールより焼酎派の私でも

美味しく飲むことが出来ました!


アメリカのビールも苦くないので、

日本だけなんですかね?あの苦さは・・・



今回の出張という名の旅行?では、

ビジネスクラスをとっていただけたので

飛行機の旅が

信じられないくらい楽でした!


前回のアメリカ出張では、

後の席の人が、顔全体にピアスしてて

そのうえ、椅子を揺らしてくるから

気が休まらなかったけど・・・


今回は、後ろに気を使うことなく

シートを倒せるので時差なんてへっちゃらでした。


●かなり広いシート

座り心地も良く

ソファーでくつろいでる感じです。


●寝れるんです!!!

飛行機で横になれるなんて思ってなかったので

衝撃でした。



空港でも、特別なラウンジたる場所に入れて

軽食や飲み物が

食べ放題、飲み放題でした!




フランクフルト空港では、

ドイツの人に、

「あなたは、私の姪っ子の夫にそっくりだわ!!」って

言われて、めっちゃ笑顔でいろいろ言われました。

その姪っ子さんのご主人に会ってみたかったです。






出張でも、旅行でも海外に行くなら

絶対に英語が話せた方がいいなー!って思いました。

現地の方しか知らない

美味しいお店や

スーパーにある隠れたお土産品とか

もっと勉強していきます!




ちなみに、日本人がしがちな単語の連呼は

やめた方がいいとの事でした。


命令形になるらしく

日本人の観光客が多い場所なら

理解してもらえますが、

それ以外の場所だと

ムカッとされるようです。




怒らせてしまい変な事に巻き込まれたら大変
ですからね。

最低限の文や言葉は

覚えておいた方が良さそうです。



あなたのほうれい線、大丈夫ですか?








スキンケア、美容針、サプリ、エステ、美顔小顔矯正など

色々と不安を解消させてくれたり

逆に不安を煽るものは溢れています



どれが自分に必要なのかも

よくわからないまま、効果を実感にしくいものに

貴重な時間やお金をかけてしまったり…




そんなわけで、

教えます!

あなたに一番合った方法を探す知識を!



けど…

ほとんどの方は、骨格への理解が

まだまだ出来ていない場合がほとんどなので

そこからですが…







1.あなたの誤解

2.骨格も年をとる

3.対処方法。何に気を付けるべきか?

5.まとめ






1.あなたの誤解






まず、誤解をといていきたいと思います




誤解:シワさえ減らせば若返る



たまに見る

骨格が整った左右対称シワ書き込みの絵です

コレです




●骨格は左右対称


これが間違った認識を生む原因です

分かりやすくするための比較だと思うのですが



シワだけ消せば若返る!といった表現の時に

よく使われます




でも、実際は骨も年を重ねていきます

骨を支えるスジも年を重ねます

若い頃は支えられていた場所も

支えきれなくなり、

骨格に変化が出てきます



例で言うと姿勢です。

10代と90代は、同じ姿勢じゃないですよね?

いろいろな部位で、このような事が起きます。




●骨格が非対称バージョン


頬骨がちょっと外側に移動しながら下がり、

目も小さくなります

ほほもたるんできます




ちょっとわかりづらいので

赤い線を入れてみます




●赤い矢印の方向に骨格は変化する



このように、

骨格の変化も考えながら

アンチエイジングをしていかないと

狙った効果は出てきません










●ふたつ並べますね



このように、

骨格を正しい位置に戻す努力をせず

お肌ぷるるん

綺麗は内側から。

表情筋復活運動

等をしても…



なかなかですよね







2.骨格も年をとる





年を重ねていくと

皮膚や内臓、血管だけが年をとるのではありません

全部が年をとります




●こんな感じで骨格も年をとる



筋肉が年をとったら

体をしなやかに動かせなくなります




靭帯が年をとったら

骨同士をいい位置で支えられてくなります




血管やリンパ管が年をとったら

老廃物が流れにくく

必要な栄養素がいきわたらなくなります



これらの結果…




骨の『位置』がずれてきます


若い人と年配の方では

姿勢が違います



背中が曲がって

膝が開いて

骨盤が傾く感じです




この歪みは、

全身に波及します



顔も少しずつ

歪んできます

なので『内側』からのケアでは

全然足りないのです









3.対処方法。何に気を付けるべきか?




重要な事を3つに絞りました



①自分の正しい骨格の位置を知る

②見た目の姿勢ではなく、あなたに合った姿勢と運動・施術方法を見つける

③やっぱり大事。内側からのケア




少し詳しく紹介していきます




①自分の正しい骨格の位置を知る


人それぞれ、

骨の長さ、大きさ

筋肉の付く位置

筋肉の強さや弱さ

靭帯の張りや過去の捻挫や骨折

等々…



これらを、加味しながらでないと

あなたに合った正しい骨格の位置は

見つかりません



このようなものを探すのが得意なのが

病院等にいる理学療法士だと思います

きっと大好物な分野です


特に、理学療法士でありながら

整体などをしている人達は得意分野だと思います



その方々に、『検査や評価』してもらう事で

一番早く、あなたに合った骨格を

発見できると思います






②見た目の姿勢ではなく、あなたに合った姿勢と運動・施術方法を見つける



骨格が人それぞれなので

姿勢もかなり多岐にわたります



姿勢を作るのは、

骨格ですが

それだけではありません



どんな動きが一番多いか

ということ探っていきます




●姿勢に対する考え方


このように

姿勢は、骨格と

日常の動きの延長上にあります




そのため、テレビや雑誌で見た

綺麗な姿勢や

いわゆるイイ姿勢では

あなたに合っていない事の方が多いため

あまり意味が無かったりします





重要なのは

あなたにあった骨格の作り方を専門の人に

見てもらい



あなたにあった良い姿勢で日常を

過ごすことで

姿勢や骨格の歪みからくる

ほうれい線を綺麗にすることができます












③やっぱり大事。内側からのケア


ここらへんは、別の機会に力いっぱい

書いていく予定です

















4、まとめ





ほうれい線に対処するために必要なものは

内側からのケアだけでは

全然足りない!


足りないものは…


①あなたにあった骨格

②あたなにあった姿勢と運動・施術方法