その店舗では

セラピスト同士の私語は

固く禁止されていました


事務所で顔を合わせても

挨拶や会釈くらいはする人

目も合わせない人

誰がどのセラピストさんなのかも

分かりません


理由があってのルールだと思うけど

私は好きではなかったです



お客様用のお茶準備や

タオルやオイル補充等をする

キッチンがあるのですが

私がオイルの準備をしていると


接客を終えたらしいセラピストが

入って来て

ビシャッと音がした瞬間私の背中に

冷たいものがかかった


驚いて見るとセラピストが

客に出し終えたであろうお茶(か水)を

シンク目がけて撒いたんです


私はシンクのすぐ近くにいたので

はねた液体が背中にかかった


私は凄く驚いて

事態を把握した時にはもう

セラピストはさっさとキッチンを

出て行きました


『え……??』

私は唖然としました


何、今の人???

そんな飲み物の始末の仕方ある??

コップも洗ってないし



見えたシルエットから

多分この店舗のベテランセラピストで

他セラピストとは目も合わせない

挨拶すらしない人だと思います


お客様のいないところでは

そんな振る舞いなのか…

私語を禁じられてるなら気を遣う

必要も無いから、という事なのか



ちょっと信じられない出来事でした