先日マッサージの研修を受けた

他店入店の準備としての講習で


とても勉強になった

如何にしてこちらへのタッチをさせず

お客さんの満足度も上げるか

しっかりと考えて作られていた


現在籍店でも披露して構わないと

許可をいただいたので

早速取り入れる事にした



お姉さん店の本指客

穏やかな人ではあるが

お触りしたい願望が強く毎回攻防戦


新しく身に付けたマッサージを

させて欲しい旨を話し施術

「凄く良いね」との感想


「興奮しちゃうな」

「したくなっちゃう」

(それが叶わないのが健全店でしょう)


「今日、○ム持って来てるんだ」

( ……)


一瞬にして心がフリーズした



知っている

結局はあわよくばそれが目当てで

来てるんでしょ

そんな事くらいよく知っている


でもこの日は折角身に付けた

マッサージを実践して

新たな癒しを提供出来たらいいなと

そんな風に思っていた


「○ム持って来てるんだ」


満足度を上げたい

新たな癒しを

という私の気持ちは

その一言で踏みにじられた


裏切り、と感じた



“そんな格好でそんなマッサージで

癒しも何もないだろ?

お姉さん店なんだしお触りくらい

皆当たり前、それ以上も

やってくれるお姉さんだって

ごまんといるよ”


こいつの心の中の本音が聞こえる

…うるせえ



そんな現実の中でも

流されたくない、流されずに

ルールを守って癒しを提供したい

そう思っての努力だった


だけど意味は無かった

求められているのは

そんな事じゃなかった

こいつにも


うるせえんだよ

じゃあ来んなよ

そういうサービスを提供する店や

応じてくれるお姉さんに会いに行けよ



もう来んなてめえは