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超短編!

短編小説、中編小説、映画の紹介記事とかを思うままに書きなぐってます

昨年のイベント前後ですっかりブログの放置癖が付いてしまった。
てことで挽回も兼ねて久々に映画ネタです。



「ゾディアック」
 アメリカで実際に起きた連続殺人事件の犯人を追いかける話。
 同名の映画が二つあってどちらもこの事件を扱った内容です。
 立て続けに見てしまいました。


ゾディアック 特別版 [DVD]/ジェイク・ギレンホール.マーク・ラファロ.ロバート・ダウニーJr.アンソニー・エドワーズ

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 先に見たのはデヴィッド・フィンチャー監督作品のハリウッド映画。

 当時お蔵入りになりかけたこの事件を取材して書籍化したものを原作にして作られたようで、現実の事件をここまで秀逸なサスペンスに仕上げてしまった手腕にはただただ脱帽。三時間近くある大作ですが、序盤からすっかりストーリーの中に飲み込まれてしまいました。
 事件の解明を追って三人の男を中心に展開していきますが、彼らを含め多くの人間がこの事件に関わる事によって大なり小なり人生を狂わされていきます。その様子は見ているだけで痛々しい……
 犯人から送られてきた暗号の謎……
 錯綜する情報……
 犯人は誰なんだ?
 って、最後まで思わせてくれた、サスペンスの傑作ですね。

 オススメです。


ゾディアック [DVD]/ジャスティン・チャンバース,ロビン・タネイ,ロリー・カルキン

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 もう一つはテレビドラマの延長的な雰囲気漂う、ちょっと地味な感じだった。
 メジャーな役者はあまり登場しないものの、『LOST』とかのテレビシリーズで見た事のあるような方が何人か出てきて、それなりに力入っているのだけれど、もう何というか、圧倒的に少ない予算でやっちゃってます。
 こちらは映画用の脚色が強めで、事実を若干逸脱しているかもしれない。
 主役も事件が起きた田舎町の中堅どころの警察官、という微妙な位置取りで華やかさとはあまり縁がない。
 総じて地味、としか言いようがないのだけれど、悪い内容じゃないんだよなあ……
 見た順番が逆だったらもう少し楽しめたかもしれない。



 同じ題材を扱っていながら、ここまでスケールに差が出るのは面白いと思いました。映画は、作る条件が違うと別物になってしまう、と言う事の現れかもしれませんね。
 どっちも良い作品なんです。
 前者は大作ならではの利点を余すところなく表現し、後者は限られた条件の中で可能な限りの工夫を凝らした作品と言える。
 脚本家を目指しているような人なら、二つの作品の造りの違いを研究してみると良い勉強になるのかな。
 と、偉そうに宣ってみます。


 ではでは。




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 ビジネスってなんだ?
 なんだかこの言葉はとても都合のよいもののように聞こえる。
 はっきりと世間に浸透した言葉でありながら、ものすごく曖昧な意味を多く含んでしまっているように思える。辞書的な意味においても、やはりその言葉の意味する範疇は大雑把でかなり範囲が広い。それでいながら、「ビジネス」という言葉はなんだか格好がつきやすい。
 「ビジネスチャンス」とか、「ビジネスモデル」なんて聞くとスマートな「ビジネスマン」が、もやもやっとイメージとして湧き上がってくる。でも、こういう言葉の裏で、見逃してはいけないようなことが何でもかんでもかっこよさの裏側に押しやられていってしまっているように思えてならない。
 商業的な活動を否定するわけでは決してないのだが、はっきり言うと多少の汚いやり方でも「ビジネスですから」ということで正当化されたり、「ビジネス」という言葉を盾にして非人間的な活動を肯定してしまったり、していないか?という事だ。
 映画の中でマフィアが「これはビジネスだ」と言って人を殺したり麻薬を売買したりする。そういうイメージが、案外、世間に容易く浸透してしまっていると思う。そして、もう「ビジネス」と言う言葉は、それを使った人の意図を越えたり外れたりして一人歩きしているのではないか。
 僕はもう、街の中で「ビジネス」と言う言葉がすたすたと歩いているような気がしてならない。そいつは良い顔と悪い顔をくるくると変化させる神であり、悪魔でもある。そいつが街を闊歩している。

 そんな事を想像する仕事中の俺。
 ビジネスかぁ。
 いったいどんなやつなんだろう。
 おいビジネス!偉そうにしてんじゃねえ!
 なーんちゃって。





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