おはようございます。
今日から大型連休ですね。
家族でどこかへお出かけする方もおられるでしょう。
ここ最近、車による悲しい事故を耳にします。
いってらっしゃい!と見送った我が子が車の事故で命を落とすという痛ましい事故が後を絶ちません。
私 この季節になると思い出すことがあります。
美唄で幼稚園の先生をしていた頃のことです。
勤務が終わって帰宅中、自宅近くの交差点に差し掛かるとあたりに何やら人だかりが出来ていました。
近寄ると幼児が車にひかれて道路に横たわっていました。
見覚えのある感じの子、我が家近くなので、もしや?と思って近寄ると
うちの隣の5歳の男の子でした。
「この子知ってます!」と私が言うと
「一緒に救急車に乗ってください!」と救急隊員さんに言われるがままに救急車に乗り込みました。
ちょうどそこにいた親戚のおじさんを見つけて「一緒に乗って!」って頼んで一緒に行きました。
お隣の子は、幼稚園の園児でもありました。
私は、頭ん中がパニック状態になって、幼稚園の電話番号さえも思いだせず
「アカシヤ幼稚園に電話してください!」としか言えませんでした。
病院に着いて診察を受けたけれど、素人の私でももう駄目だと思う悲惨な状態でした。内臓は破裂してもう体から飛び出ていました。
待合室でご家族が来るまでおじさんと一緒に待ちました。
それはそれは長い時間・・・・・。そう感じました。
ご家族が着いて、男の子のいる部屋に通され、中から嗚咽が聞こえてきました。
隣の男の子は死にました。
おたふくだったか水疱瘡だったか忘れたけど4・5日幼稚園をお休みしていて、明日から幼稚園に行きますと連絡が来た日の事でした。
いってらっしゃい!
気をつけて行ってきなさい。待っていますよ。という意味で
おかえりなさい!
無事に帰ってきたことを喜んでいる。ということ意味ですね。
普段何気なく交わしている挨拶だけど、言えなくなる日が来るとは想像したくはないですね。
それから、しばらくして町内の方が
「あそこは昔から交通事故が多い場所だから、交通安全のお地蔵さんを建立したい。」とお話くださって、町内会長さんや市議さんやおじさんたちに交じって若干22歳の私も交通安全のお地蔵さん建立に関わることになりました。
今も美唄の有明通り東5条あたりにあるお地蔵さんの裏には私の名前が刻まれています。(旧姓ですけど)
こういう事故を耳にするとユウキ君のことを思い出します。