昨夜ピピが昇天しました。
生後3年目で腎臓病になり、6年間治療を受けながら、9才という短いピピの生涯でした。
ピピは夫が死去した翌月に私達の家族になりました。
以来、我が家のアイドル、孫代わりのような存在でした。好奇心が強く、何でも興味を持つ猫でした。お隣さんの境界にも網🕸️張っているのに、ちょっとした隙間から侵入したことが二回ありました。
高い所が好きでベランダの塀の上、冷蔵庫の上、仏壇の上、などに上がっていました。
私が病院に連れて行く時は捕獲するのに、ずいぶんと手こずりました。
夜中、私がトイレに行く時、ドアを開けると、スーッと来て、ついてくるのです。それは洗面所で水を飲むためです。洗面所の水道水を蛇口から飲んでいました。
私の部屋が開いていたら、素早く入って箪笥の上に乗り、整理箪笥の上の写真立てなど、蹴り散らかしてました。
食卓でパソコンを広げようものなら、文字盤の上を歩いたり、座り込んだりしていました。
その多動的で活発さは家族の笑いのタネでした。
私の背中に乗るのが好きで、1日に何回も乗る日もありました。背中に乗る時、ふわーっと乗るので、重さを感じないくらいでした。
まだ沢山ありますが、ボチボチと載せますね。
手をちょんと私の肩に乗せています。
あんな猫は滅多にいないと思います。
沢山のエピソードや思い出が脳裏に浮かんできます。
今日はピピを入れた箱の周りを花で飾ってあげました。
束縛されるのを嫌がるピピは首輪さえ嫌っていました。洋服なども嫌がるので、捨ててしまって今はありません。
先週の水曜日まで元気で、死ぬなんて考えていませんでした。
先週木曜日からエサも食べない、水も飲まないで一週間ピピは病魔と闘いました。どんなにお腹が空いていたでしょう!どんなに水が飲みたかったでしょう!
2、3歩行ってはドターと倒れ、動くピピを見て私達は、元気になったと喜び、じっとしているピピに頑張れ、と言ったり、今考えると、ずいぶん酷なことを強いていたのですね。
最後の最後まで頑張り抜いたピピ。
賢いピピは私の言うことを聞き遂げてくれました。"ピピちゃん、パパやママが帰ってくるまでしんではいけないよ。皆んなが揃ってから逝くのよ"と私はピピに言い聞かせました。
あんなに嫌っていた注射もしなくてよくなったね。天国のピピの本当のパパとママのところに行って安らかに眠りなさいね。
沢山の喜びと癒しを与えてくれました。
ピピちゃん本当にありがとう❣️
命あるものには限りがあります。
今生きていることが当たり前だと思っていても、生命体はいつか死を迎えます。
今、自分達に関わりのある人、家族、友人、子供、孫達、大切にせねばと思います。
現実は悲嘆にくれておれません。
悲しみを抑えて仕事をし、家事をして、日々の営みは果たしていかねばなりません。
昨日も今日も下痢が止まらないで、お粥を食べながら日常生活をしています。
鏡を見て、自分がだいぶ痩せてきたのが首の皺てわかります。今夜、入浴後体重を測ったら、41キロを割って、40.5キロになっていました。
しばらくはピピちゃんロスで暮らすことでしょう!
ジジも昨日、今日とエサを食べません。
何かを感じているのでしょう。
ペットを飼っておられない方や嫌いな方は面白くない話ですけど、しばらくはピピの思い出話にお付き合いください。