何もわからないまま始めた楽器。バンドを組み、ライブをして、色んな経験とか色んな挫折を味わいました。
もう辞めようと思った事も相当な回数。
だけど気付いたらまたやりたい、その繰り返し。
ただ間違いないのは僕1人の意思で続けられた事ではない。
下手糞過ぎた僕のクビを切らず成長を待ってくれたバンドがあって
そのバンドが消滅して目標を無くした時に誘ってくれた人がいて
よし、これから頑張ろう、って思った頃に音楽人生最大の不振に堕ち、もう続ける理由が無いって時に救い出してくれた人がいて
今はここでバンドが出来ればそれでいいって環境がある。
ここに書いた事はざっくりで実際はもっと色んな事がありますが、僕は恵まれているなと本当に実感します。だから10数年、投げ出さずに続けられてます。
今、Zinnia Staticeを通じて僕はやらないといけないなと思ってる、いや、必ずやると誓ってる事があります。
僕の音楽人生は救われてばかり。
アーティスト仲間とかバンドのメンバーに救い出して貰えるならまだしも、本当は救われちゃいけない方々に救われた過去もあります。
こんな言い方になってしまいましたがその時の事は本当に感謝しているし、未だに忘れられない。今、思い出しても鳥肌が立つっていうくらい嬉しかったし、音楽をやっていて良かったっていう瞬間でもあります。
僕は今まで音楽を通じて沢山喜ばせて貰いました。
だけど本来、それはプレイヤーの仕事である。
僕が喜ばせて貰ってはいけない。
たった1人でも誰かに喜んで貰いたい。
それが僕が音楽を続けられた全てへの感謝です。
Zinnia Staticeは僕がそれを体現出来る媒体だと思っています。
他の音楽活動に今は手を出す予定はありませんが、それが出来るのもこのバンドがあるからこそ。
名前だけのバンドで2年間歩んでしまった事は本当に悔しいし、力不足を感じました。
活動し出したらもっと考える事もあるだろうし、何が起こるかわからない。
でもどうせ上手くいかないなら怖がる要素なんか全くない。
思えばやる前の不安に負けて行動範囲が狭まったり、拍子抜けの結果に終わらせた心当たりが腐るほどあります。
-考える前に行動しろ-
今は音楽に限らずこう感じる瞬間が沢山ある。
実際、僕はわからない事を覚えるのに、見たり聞いたりするよりそうした方がよっぽど覚える。
見たり聞いたりで一発で覚える人も勿論いますが僕にそんな器用さはない。
僕はまだまだチャレンジャーです。伝えられる事なんか何もない。
やれる事は目の前の事に全力で挑む事だけ。
数少ない、本気になれる事だから(^^)