僕は、自分が気付かなかった欲望と戦っていた。
というか、それを「欲望と思っていなかった」と書く方が正しい。
毎日、小さな事に揺さぶられ…
思い通りにならない事に対して一喜一憂し、出口の見えない迷路に入り込んだ。
強がっていたけど、本当は不安ばかり感じていた。
また、過去に刻まれた傷を呼び起こすところだった…
今、そのような不安は全く無い。
もっと昔からこの心があれば、昔のようにはならなかったかもとまで思える。
今、この状況は逆境でもなければ、試練でもない。
僕がその域に達していなかったから、気付きを与える為に用意された事だったんだと思う。
うまく言葉には出来ないけど、幸せは、すぐそばにあったんだ。
それで僕が強欲で満足しなかったから、勝手に辛くなっていただけの話だ。
この気持ちを届けることが出来たら、どうなっても納得できると思う。
いつか、僕は言えると思うんだ。
その事が、僕を成長させてくれた。って。