高校生クイズ | COKE.(こぉく)の備忘録 ~この世にあるなら食べてみたい「解毒きのこ」~
今更ながらこれ書いています。

もとを糺すと、このルーツはあの「ウルトラクイズ」にあるわけで…

そのウルトラクイズのキャッチフレーズ的なものが「知力・体力・時の運」
高校生クイズも「知力・体力・チームワーク」
なるものであり続けていた。

また、貴重な体験が出来るというのも高校生クイズならではと言うものが数多くあった。

それは、ラルフまでの時代だな…。強いて言えばラルフに交代してすぐの頃までが一番良かったような気がするがね…。留さんの後期からジャストミート(名前で呼べや…)の頃までが充実していたような感じでもあるけど…






ところが、ここ2・3年で、全く別の番組へと変貌を遂げていた。第○回とか冠はついているものの、茂木先生やロザン宇治原が出てくる辺りから、かなり「ガチ」になったのはクイズ番組として、それはそれでいいのだが、こんなスタイルで今後もやることに、これでいいのだろうか?当初のコンセプトは完全にどこかへ行ってしまっている。
しかも、全国から各地ブロックの予選から勝ち上がっているのに放送は全国大会だけなので、視聴者サイドではそこだけしかわからないように見える。

そもそも、茂木先生など、ただ見てるだけの芸能人パネラーは必要か??


そういうことがあるせいか、各ブロック予選だけが、従来の高校生クイズらしさを残しているという感じになっている。しかし、その様子はあれだけの規模を各地で行いながら、地元の予選であってもほとんど放送されない。(あっても、昼間の時間とかでダイジェストでさらっと流されている…)本当はそっちを見たいという人もたくさん居るだろうに…。
せっかく本選に出れても、失礼だが成績下位で敗退したチームはほとんど映らないまま姿を消したチームも多々ある。せっかく各県の代表として出ているのだから、もう少し映してあげてもよかったのでは…。

開成だの灘だのラ・サールだの、ちょい古くは東大寺学園だのでもう出てくるところの名前が決まりきっているモノとなってきている。

高校生らしい要素や知力だけではない「体力」や「運」の要素はどこへ行ったのだろうか。
チームワークという点も、ほぼ個人戦といってもいいくらい。

ここまで高度すぎてしまうと、視聴者サイド(私個人的ではあるが)からは何がなんだかわからないまま番組が終わってしまい、ただすごいという印象しか残らないという、そんな番組のコンセプトでは飽きられてしまわないだろうかと余計な心配を。

司会者以外はほとんど変わらないアタック25のようにシンプルにしていったほうが良いのではないかと。ただ、マンネリとは違うので。

路線違うが、局自体が「経費削減」と言うこともあるのかも知れん…だんだん大掛かりなことが無くなっていき、ついにはスタジオ収録がここ最近ものすごく多くなっている。放送時間もかつては4時間ほどあった時代も過去にあったのだが、今や2時間そこそこで終わり。

そんな中でも第2回大会からずーっとスポンサーであるライオンには感謝だ。これからも続いていって欲しいと願っている。





あのクソゲーとこの高校生クイズをかぶせていくと…
いい感じの「ガチ」だと好まれるが、「ガチ」過ぎると弱者の出る幕は無い。それなりの変化球的な要素が入ることで、見ている側の第三者には、面白味が加わっていくのだろう。ただ、参加している当人たちは、たまったもんじゃないからね。