『結婚』と題しながら

内容は義父の13回忌で集まった親戚の会話。(笑)


法要を済ませ予約している店へと向かった。

本来は義父を偲ぶ会であるが、食事をしている間

一度も義父の話題に触れることは無かった。

1秒たりとも・・・


しかし、みんな解っているはずだ。

人生の師とも言える年齢に達した人々だ。

お寺さんでの住職のお話にもあった。

『いつもは別々の方向を向いて生活している人たちが、

こんな時に集まり、同じ方向を向き手を合わせる。

こんな素晴らしいことはない。

こんな機会を与えてくれている故人に感謝しよう。』


そんな言葉を厳粛に受け止めていたのは私と次女だけだったかもしれない。

他は、若い住職の上をゆく人々である。

人生の経験者である。

だから・・・


で、偲ぶ会のお食事では・・・

時事情勢、政治、年金etc

そして欠かせないのは健康の話。

そこから話題は広がってついに結婚の話になったわけだ。


そこでターゲットになったのが次女である。(笑)

遠い伯国にいる(私の)夫の代わりに出席した。

(実は、夫の代わりはこの私だったと認識させられる場面があったのだが、それは後に書くとしよう)


親戚の話について行けず黙々と食べ続けていた娘だったが、

健康診断の話題から急に結婚の話題になったあたりから

娘に視線が注がれるようになった。


「つまりね、結婚するなら高学歴の人間なんて関係ないんだよ~!

体が丈夫で働き者!これしかないんだよぉ~!おい、わかったか?

高学歴じゃなくってぇ~、体が丈夫で働き者!それが一番幸せなんだ~!」


周囲は大きく大きく大きく

おおき~~~~~~くうなずいていた。


結婚の『け』の字すら、みじんも感じれられず

ひたすら食べることに集中していた娘に結婚の話。(笑)


娘はゲラゲラ笑い、大きく頷きながら頬を染め、

人生の師(たち)から愛情をたっぷり注ぎ込まれていた。