ブログを始めた当初は、なんか、日常で感じた面白いこととか普段から考えてた面白いことを書けたらいいなぁと思っていたのに、見返すとこんな(AB型によくある二面性の暗い部分ばかりが表に出ている)状態になってましたね。
AB型の皆さんが全員こういう性格というわけではないんだけど、便利だからついついこういう説明のしかたに逃げてしまいます。
少し話は逸れますが、この前たまたま某国営放送で、男性の更年期障害の予防方法についての番組を見ました。(念のため言っておきますが栗原光陰はアラサー独身女性です)
予防法として紹介されていたのは、私が覚えているだけでも、奥さんとスキンシップをとるようにするとか、カラオケに行くとか、昔の友達に会うなどが紹介されていました。
最初、昔の友達に会うのがどう心身に良いのかわからなかったんだけど、どうも「自分の居場所を確認する」というのが良いらしい。本来の自分に戻るとか、それを知っている人に会うというのが大事らしい。
私も自分の身に置き換えてみると、数か月前に帰省した時は確かに明るい部分が常に表に出ていたなと思い出した。
特に、友達と三人で出かけたときの私はバラエティー番組でいうところの、ひな壇芸人とでも言いますか。面白いことを思いつけばとりあえず言ってみたり、トークの流れが少し暗い話になったりしようものならちょっとおどけてみたり、つっこんだり、自虐ネタを言ってみたり。
三人で観光地を訪れた時、写真をたまたまそこにいたおじさんにお願いして撮ってもらったはいいが、どうにも私はとてもリラックスしていたようで、どの写真もキョトン顔で写っていて。それを友達の一人があまりにしつこく言ってくるので、じゃあと、私がじぶんのスマホで三人の顔が入るように頑張って写真を撮ると…。
(スマホの画面を見ながら)
私 「これでいいでしょ?ちゃんと笑ってるし」
友達1「でもなんか、また栗原の顔にだけ変な光が入っちゃってるよ」
私 「じゃあほらもう一枚」
(三人並んでもう一枚撮る)
私 「ほらこれならどう?」
(スマホの画面を見せる)
友達1「ああ、まあまあ」
私 「でもこれ、なんか、(笑)生首みたいじゃない?」
(よく見ると三人の首から上だけが写っている)
友達1「…(笑)」
私 「ねえ、そうだよね?これ生首みたいになっちゃってるよ」
(しつこく友達1にスマホの画面を見せる)
友達1「…だめだ、…おなか痛い(笑)」
このやりとりのあいだ、もう一人の友達はにこにこと私たちのやりとりを眺めていた。
これのどこが、ひな壇芸人なんだ、とお笑いに詳しいかたには突っ込まれそうだが。
気兼ねなく、思ったことを言える相手がいるというのは特別なことで。
自分のなかの、バカっぽくて子供みたいで正直で、全力でその場を楽しもうとする部分が、表面に出せたのがたぶんしばらくなかったことで。
どうしようもなく大人になっていくにつれて、自分のなかのもう一つの、真面目で固くて無口で笑うのが苦手で、他人を信用しない、他人に頼れない私ばかりが毎日を支配していて。
昔から、そういう二面性が思春期を邪魔して、なんだかバランスが悪いなぁとは思っていたけど。
きっとその日一日は、ちょうど良い程度のバランスで、過ごせていたように思う。