GX-Z6100の調整方法です。
ラジカセから専用機まで違う機種を数台所有していましたが、どのメーカーも同じような感じです。
はじめに、自己調整はメーカー修理が終わっている物で簡単な部分をおすすめします。難しい所は、修理屋さんでやってもらうのがいいでしょう。




ケースを開けました





下の、銀色の丸い部分の横に小さな穴があります。モータの回転速度を調整します。製造時から30年近く経って経年変化で回転速度がおかしいと感じましたので、調整しました。市販のミュージックテープでCD等の同じ曲を聴き比べて、キーの高さが変だと感じたら回転速度を調整しましょう。
自分で録音して同じ機械でしか聞かない場合は、いつも同じ速度ですから気が付きません。



中央下の4つ並んだ可変抵抗で、録音ボリュームを調整できます。
基盤に書いてある文字に内容が書いてあります。
PB LEVELは再生音量、REC LEVELは録音バランス、METER LEVELはメーターの表示です。
可変抵抗は間違えないようにします。
録音バランスを中央にして、メーターを見て、再生音量と録音音量を調整します。3ヘッド機でしたら、録音しながら再生音が聴けますので3ヘッドは大変便利です。
MONITORスイッチでTAPE側とSOURCE側を切り替えます。






今は知っている人が減っていると思いますので、月に一度程度、ヘッドの消磁を行うと購入時の音質が保たれます、カセットイレーサーです。



ヘッドのクリーニングはこれを使っています。
十年分くらいある大容量です
これでメンテナンス完了です。
今回はアジマス調整(ヘッドの当る位置)はしませんでしたが、くるっている場合は調整します。
アジマス調整に関しては、機種によって調整しやすい物、しにくい物、自動調整機能がある物もあります。