A&D GX6100 回転数調整|自分でスピードを合わせる方法

先日A&D GX6100を手に入れました。早速電源を入れて再生してみると、なんだか音が少し重く、歌声がわずかに低く感じます。どうやらテープの回転数が若干遅い状態でした。

昔TEACの修理サービスマンさんに直接教えてもらったやり方があったのを思い出し、今回も自分で調整してみました。やり方は意外とシンプルです。

 

🔍 症状の確認

まず基準をはっきりさせるため、同じ曲のCD版とカセット再生音を並べて聴き比べます。

- 回転が遅い状態:音程が少し下がり、テンポもゆっくりになる
- 正しい状態:CDの歌声や楽器の音程・速さと完全に一致する

この違いを耳で確認しながら作業するのが一番確実です。測定器がなくても大丈夫です。

🛠️ 調整の手順

1. 本体のカバーを慎重に開ける
ネジを外して上カバーを取ります。内部のメカニズムに触れるときは静電気や衝撃に注意してください。
2. スピード調整用のネジを探す
キャプスタンモーターの近くに小さなプラスまたはマイナスの調整ネジが付いています。これが回転数を変える部分です。
3. CDと聴き比べながら微調整
同じ曲をCDとGX6100の両方で流し、少しずつ調整ネジを回します。
- 右に回す:回転が速くなる→音程が上がる
- 左に回す:回転が遅くなる→音程が下がる
「CDの歌声とまったく同じ高さ・速さになるまでゆっくり合わせる」のがコツ。一度に大きく回さず、少しずつ動かしては音を確認するを繰り返します。
4. 調整後の確認
数分間再生し続け、回転が安定しているか、音程がずれないかを確かめます。問題なければカバーを元に戻して完了です。

 

💡 昔教わったポイント

TEACのサービスマンさんが言っていたのは「測定器よりも耳が一番頼りになる」ということ。基準となるCDがあれば、専門道具がなくても十分正確に合わせられます。古いカセットデッキは経年でモーターの電圧や回路の抵抗が少し変化し、回転数がズレることが多いので、この調整で本来の音がよみがえります。

A&D GX6100は元々しっかりした作りの機種なので、ちょっとした手入れと調整で、まだまだ現役でいい音を出してくれます。