DATは今あまり知らない人が多いと思います。

カセットテープより小さなテープで、デジタルデータで記憶されます。曲間サーチ用の信号データや曲名を記憶する事が出来ます。頭出しが高速で行われます。音の品質に関わるサンプリング周波数は、CDと同じ44.1kHzと衛星放送のBモードステレオと同じ48kHz、長時間録音用の32kHzから選ぶ事が出来ます。2000年代頃まで家庭用や業務用の高級機として使われていました。構造は小さなビデオデッキのようで回転ヘッドを内蔵しています。

音楽を高音質で楽しむには、パソコンやスマホよりも専用機の方が回路や部品で音に係わる部分を考えて作ってあるから面白いし音がいい。現在ではハイレゾレコーディングをネットで買ったり、レコードプレーヤーから録音した物を、CDプレーヤーやネットワークオーディオで再生したりですが、自分はまだ専用機に関しては時代に追いついていない。

さてお話は昔に戻りますが、CDがでてからしばらくして、どうやって高音質でコピーできるか、著作権はどうするかが問題となった。カセットデッキは、ナカミチのDRAGON等いいものも有りますが、一般的に音がよくないからCDの売上に問題無し。しかしDATはデジタルでコピー出来てしまいます、そこでデジタルコピーは一回までしか出来ないようになりました。アナログコピーは何回も出来ます。しかし、業務用DATはこの制限がないですからよく売れたのでしょう、中古でも沢山出回っています。今ではパソコンで簡単にコピー出来てしまいます。コピーコントロールCDが流行りましたが、そもそもCD自体が売れなくなってしまいましたから、それも流行らなくなってしまったのでしょう。コピーは各個人の倫理と判断に任せる事になってしまいました。

また、このころMDがありましたが、MDは圧縮音源ですからじっくり聞いてみて音がよくないことが解ります。


本題です、tascamはTEACの業務用ブランドになります。TEACは昔カセットデッキを持っていました。安くて良いものを作るメーカーで、オーディオ専用カセットデッキは現在TEACしか作っていません。


このDA20mk2は、DA-25の弟的存在となります。
DA-25はTEACのメカが使われていて、デザインもかっこよく音もよくて好きでしたが故障してしまったので、DA-20mk2を安く手に入れました。
この機種はなんとパイオニアD-05のメカが使われいるのです。買った当初マニュアルがなかったのでパイオニアD-05のマニュアルを手に入れる事が出来ました。
なんと、HIGH SAMPLING 96khzモード以外は全く操作方法が同じでした。D-05は装備していますがDA-20mk2は無しです。マニュアルのおかげで、曲間サーチや編集などが出来るようになりました。
レコード等アナログ録音は、CDより上位の48khzで録音出来ますので思ったより音がよくて重宝しています。レコードは探すのに時間がかかってしまいますから、手軽に聞くことが出来ます。


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