今、誰もが見ている世界も自分自身も、すべては意識の中に立ち上がった夢です。

さて、何をこの人は言っているのだろうと、誰もが思うことでしょう。

しかし、これは100パーセント真実なのです。

ただ、夢という言葉の定義を確認しておく必要はあります。
この場合の夢とは、「ある空間に映っている映像と感覚」と言う意味です。





私達が夜眠っている間に見る夢も、映像と感覚がありますよね。

その夢見ている肉体が目覚めても、同じようにまた、映像と感覚が現れます。

そう言う意味で、私達はずっと夢を見ていると言うわけです。

では、この私達とは誰ですか?

誰しも、私はこの体だよ!と言います。

例えば、大覚者ラマナ・マハルシのもとを訪れたポール・ブラントンも、ラマナからあなたは誰かと問われた時に、私は体だと答えました。

しかし、違うんですね。体も映像と感覚です。見られているし、感じられている側です。




では、本当のあなたは誰ですか?あなたは何ですか?
あなたは確かに存在します。

本当のあなたは、この映像と感覚を作り上げながら、尚且つそれを観照している者です。

それは、永遠に存在しており、どこまでも広く、他者のいない存在であり、一者だけで存在しています。

これが、本当のあなた(私)、つまり真我であり、純粋意識です。