前回のカラーはここに載せなかったけれど、
雛祭りをイメージして桃色のカラーにしていたジェルネイル。
いつも3週間〜3週間と1、2日の間隔で予約をするところ、
前回はサロンに行く時間さえなく、
4週間になる直前に駆け込んだ。
桃色はいかにも春で、
指先に桜の花びらをひらかせているような3月。
慌ただしくやっと座った電車の中、
なにも考えずぼんやりと指先を眺めるのは、
唯一無二の癒しだった。
 
今回のカラーはシャーベットオレンジ。
4月は何かとスタートの月でもあるし、
フォーマルな方々とお会いする機会も多いだろうから、
おとなしめのやさしい色合いにしてみました。
肌の色と似ているから、指先がすっと伸びてみえる。
フィギュアスケーターのみなさまが
肌色のスケートシューズを履くと、足が長くみえるのと同じ現象。
伊藤みどりさんの全盛期には、
白のシューズがほとんどだったように思うけれど、
いつからだろう肌色のスケートシューズは、
お馴染みのカラーとなった。
 
爪は保湿をしっかりしていると、伸びて地の爪が出てきても
そんなにものぐさな印象を受けない。
銀行の窓口や飲食店などに行き、接客をされる方々と会うたび、
はじめて会うのに、なんとなくお互いのネイルを褒め合ったり、
褒めるまでいかなくても、見合うたびに
もうすぐサロンにいくタイミングですねとか、
伸びすぎていたら、忙しいのかなぁとか、
その色いいなあとか、カットが素敵とか…、
お互い観察し合うのは間違いない。
それは牽制ではなく、同志を称えるような
しずかな結束の時間なのだ。
 
 
相変わらず、媚びていないようなスクエアカットが好き。