言葉にするとき、
同じ意味合いで言ったり聞いたりするのに、
どことなく違うニュアンスとして感じる、
或いは受け取られる気がするときがある。
例えば、天使とエンジェル。
エンジェルの和訳は天使であることに、意義を唱える日本人はいないだろう。
それでもなぜか、
天使は天国にエンジェルは地上に近い存在のように感じるのだ。
宗教を持たないせいなのか、幼少期に観たアニメやドリフターズの絶妙なコント
の刷り込みなのか、理由はさっぱりわからない。
でも、しあわせな時間を司るとき
天使、と言ったり聞いたりすると、どこか忌み言葉のような手触りがする。
当然、天使が忌み言葉だなんてどこにも書いていないし
誰も思っていないから、
天使が舞い降りて〜などとアナウンスすることもあるけれど、
言ってみてここはやっぱりエンジェルだよなぁと
しみじみおもうのだ。
まあ、天使のウインクという名曲もあるし、
目くじらを立てることではないけれど。
しあわせな人々をもっと幸せにするためのお仕事。
