毎日お寿司でいい。
なんなら、
最後の晩餐は寿司だと小学生の頃から公言していた。
女子の半数が『将来ケーキ屋さんになりたい』という時期に、
寿司が好きというわたしは、さぞかし不思議に思われていただろう。
全身アレルギーの虚弱体質だったので、
低学年の半数は保健室で過ごしていたうえ、
今でも死んで欲しいと思う男子たちに相当いじめられていた。
それももしかして、子どものくせに寿司が好きというようなことが、
無関係ではなかったかもしれないと今ではおもう。
保健室で過ごす日々は、わたしをすこし歪にしたとも言えるし、
子どものくせに子どもから見たら、
なんか気持ち悪い生きものに見えたというのも、
わからないでもない。
変に悟っているというような。
だとしても、
もう中年期に入っているのに
まだあの時の同調できない感覚はどうしたらいいのだろう。
お寿司を食べるとき、なんだかとても寂しいのだ。
 
 
お寿司を食べるとき、くっ〜ってなるよね。