由緒正しい豆をいただいたので、今年はこの豆で「鬼は外福は内」
ところで。
いまだに「鬼は外〜」の方の豆の投げ方がわからない。
子どもの頃は、わりと大きな庭があった一軒家に住んでいたので、
ぽいぽい外に投げていたけれど、
今思うと、翌朝、母が投げた豆の掃除をしていたのだろう。
そのままにしておけば、
鳥や猫や害虫が発生するのは容易に想像できる。
今。
マンションに住まいを構え、
手の上の豆をどうしようか、としばし悩む。
廊下に散らばる豆。
ベランダに転がる豆。
福は内。
これらはすべて平らげる(食べる)要員。
鬼は外。
これは燃えるごみ(捨てる)要員。
握られた瞬間から豆の運命は変わる。
けれど。
よくよく考えると、どちらもそんなにかわり映えしない気がしないでもない。
福は内。
福が内にたくさん投げ込まれた今年の節分。
もったいぶってわけていただいた豆
