空白の数日を埋めるための健忘録。

現在は睦月末。

 

フジテレビの長い記者会見の中で、遠藤龍之介氏が発したという

「年寄りの女性社員」というワードについてXで、もやっと発信されていた。

センシティブな内容の会見の最中、言いたいことは一応わかるので、

苦笑ものではあるけれどとりあえずあとでね、ということだったのだろう。

翌日、案の定「あれはないわな」という厳しい感想がXに流れていた。

 

年寄りの女性社員、と聞くとどんな人をイメージするだろう。

わたしのイメージは、

ややくたびれたグレーのスーツと踵の低いヒールを履いた

サザエさんの母上フネさんだ。

接待要員に誘われる系統ではないが、勤務は真面目。

誠実な人柄で上司からの評判は良いのに、

なぜか接待要員でないがゆえか、

妊娠出産のたび休暇を取り、

働きやすい環境を切り拓いてくれている先駆者ゆえか、

女子社員の敵もいない。

磯野フネに任せておけば完璧である。

が。

フネさん、まだ50代である。

男性社員なら働き盛り、順当にいけば昇進も叶う年代の男に

年寄りの男性社員、と呼んだ日には

「あんたに言われたかないよ」と大問題になるところだった。

 

うっかり口が滑るということがある。

人間だからそれは仕方がない。

だからこそ、日ごろからそういう思考回路を矯正しておかないといけない。

遠藤氏は『年寄りの女性社員』を死ぬまで発しないだろう。

こんな荒療治は誰だって遠慮したいものである。

 

 

私は南蛮より普通の唐揚げが好み(写真は同伴者の南蛮鶏)