慌ただしい、と打とうとして
あわだたしい、と間違えてキーを叩くと
泡立たしい と変換された。
泡立たしい
なんかいい。
状況にしっくりくる。
びっくりするくらい毎日いろいろある。
そのいろいろの原因の殆どが『人』。
毎日毎日個性的な人たちが目の前に登場する、もしくは
以前から知っていたけれど豹変するとか、
そこまでいかなくても本性がみえてしまうとか。
まず、
かかりつけ医と資産を預けている銀行マンと絶縁した。
医師はヒステリックな女医で、
銀行マンは学歴だけは素晴らしいが機転の効かないバカだった。
両者とも別の担当者からの引き継ぎで、今のおつきあいが始まったので、
比較対象があるだけに粗が余計目立つ。
ほんとうに残念なことだ。
医師の前で、痛み以外の理由で泣いたのは人生ではじめてだし、
僕は会社のことはわかりません、と嘯いたその会社の銀行マンなど、
聞いたこともみたこともなかった。
夢を見ているのだろうか。
仕事もありがたいことに忙しい。
けれど、それこそ個性の塊のような人々との仕事が
新年からずっと続いている。
なんなんだ。
喪に伏していてまだ初詣も商い恵比寿のお札も
受けていないからだろうか。
いや、そんなことはない。
いやどうなんだろう。
そんなふうに過ごす空白の日々。