起きたら雪なのに

わーい、とならないようになってから

人生って理屈っぽくなってきたようにおもう。

寝室の窓はすりガラスなので

カーテンを開けたくらいでは晴れか雨しかわからない。

本日早出の友人が「名古屋はどう?」と

早朝の愛知県郡部(北西)の雪景色をラインで送ってきていた。

カーテンを開けた感じでは晴天。

さすが郡部、とラインを返そうとしたけれど

尿意を催したのでカーディガンを羽織ってリビングに出ると

 

雪景色☃️

 

空は蒼く粉雪が舞う。

トイレに立ったのも忘れて交通機関、調べます。

地下鉄、セーフ。

高速、アウト。

新幹線、アウト気味?

 

本日の行動線を確かめてそれからが忙しい。

ここに芸術的要素はひとかけらもない。

ただ生きること、すなわち稼ぐこと、つつがなくその日を終えること。

なんだか寂しくなっちゃうな。

ひとは心に虫と馬を飼っている。

虫の居どころ、馬が合うなどなど…。

虫と馬の比喩表現はたくさんある。

車谷長吉さんが虫や馬を魂と呼んでいた。

魂がかなしいそんな雪の日。

 

 

本格的に出動の週末。地域限定に感謝。

 

 

 

風花や着回しのシャツ吸ひ易し    漕戸もり