十月を指す鉛筆の先硬く風にはじまる手紙をしるす
            漕戸もり 2024.11.3 中日歌壇 島田修三選
 
 
 
購読をやめたので投稿が遠のいている新聞歌壇。
ハガキの送料が変わったタイミングで、何の気無しに追加の切手を貼って送ったのだ。
ひとづたいに聞いた掲載。
どうもありがとうございました。
 
10月になりたての頃の作品。
急に秋めいてきて戸惑っていたのだろう。
リビングの窓を開けて風に吹かれていたら、急に手紙を書きたくなった。
今そうしないと永遠に書くことはないだろう、というような風だった。
あれからひと月過ぎたが、
だれからも返事がないまま、もうすぐそこに冬である。
 
 
土産シリーズ。金沢「柴舟小出」のマスカルポーネ入ふくさ
 
 
どら焼きの皮をひっくり返した皮に餡子が入っていて、マスカルポーネが餡子の上に入っている。
どら焼きの皮を裏返すことで、食感もふんわりして面白い。
まだまだ食べたことのないものがたくさんあるとおもうと、
もうすこし頑張れそうな気がします。
 
 
 

りんだうと呼ぶりんだうという顔で   漕戸もり

 

家族連れをよく見かける連休中。

当然だが親子は似ている。

不思議なことに子の父母も似ている。

それぞれの似ているがあちらこちらに存在して、

かけがえのないしあわせとおもう。