郵便料金が値上がりした。
葉書63円→85円
封書84円/94円→110円(50g迄一律)
手持ちの葉書や切手がある場合、暫くは不足分の切手を貼ってポストに投函することになる。
葉書だと22円分、封書は26円か16円分を補填しなければならない。
そのためだけに作られたような、22円と16円と26円の切手がなんだか気の毒になってきた。
たとえば葉書である。
10円切手を2枚1円切手を2枚貼ればいいと簡単に考えていたけれど、
手のひらほどの葉書。
絵葉書なら切手など貼るスペースがない。
だからって、経費をかけて半端な切手を作成する理由があるのか。
料金の値上げ分とその経費がプラマイゼロになる日を思い浮かべると…
気が遠くなるからやめます。
なんだかここにも、大人の事情が絡んでいるようで気が重くなる。
 
元々は、63円という中途半端な葉書料金が諸悪の根源ではあるが、今更どうしようもない。
では、今ある切手でまかなえるような料金を考えてみるとどうだろう。
20円値上げして83円。15円値上げして98円。
10円の値上げでは意味がないと言われるか。
 
どれもこれも、半端感、半端ない。
 
15円の値上げなど、安売りバーゲンみたいな価格になってしまう。
いつかは苦渋の決断をしなければいけなかったとしての、
いつかがまさに「今」だったのだろうか。
ひゃー、今!めんどくさいです。
 
郵便局なんかどこにでもあるとおもうでしょうが、意外とこれがない。
いつのまにか、切手や荷物はコンビニを利用するものだと自分勝手に決めていた。
がしかし。
先日、不足分の切手を求めてコンビニを5軒はしごしたが、どこにもなかったのだった。
こういうとき、やはり亜流はよわい。
22円も16円も26円も新しい切手は品薄で、毎日切手難民を生み出している様子。
某コンビニの外国人の店員さんからは、よっぽど尋ねられることが多いのか、
切手…と言いかけた途端「22円切手ありません」と流暢な日本語を返された。
 
「いつか」がまさに「今」というとき、「今」はなんて大変なんだろう。
備えすぎていてもいけません。
いろいろ考えさせられる週末。
頑張っていきましょう。
 
 
 
 
チェーン店侮るなシリーズ。お土産シリーズでもある。
 
 
 

透きとほる鍵をして銀杏を炒る   漕戸もり