慢性的な睡眠不足。
眠剤を飲めばいいという問題ではない。
ただでさえ、降圧剤、胃腸薬、酔い止め等々、水で流し込まれるたび混乱している体である。
左へゆこうと思ってたら右かよ、の体から出てくる感情は、食べかけのビスケットみたいなものだ。
これ以上体を迷わせれば、目の前の菓子にすら関心が持てなくなるだろう。
クーラーに設定してある26度が前後して、そよいだり止まったりする冷風に起こされるたび、わたしを起こしているのは風ではなく、闇なのかと思う。
そこで光を見たらもう朝まで眠れない。
遮光カーテンを閉じ、携帯もパソコンもすべて手の届かないところに置き、光はどこにも見当たらない部屋なのに、アイマスクをしないと闇の奥に光の兆しをみつけてしまう。
光はいつ眠るのだろう。
光の気持ちを考えながら、浅い眠りがやってくるのを待つ。
山形へ雨乞い詫びる花茨
夏痩せの力士深深腰折るな
ご無沙汰ですラクトアイスと味の素
人膚のスリッパ脱いで夏座敷 漕戸もり
山形秋田の大雨をSNSで知る。
それが確かなのかもわからないまま。
調べる手立てもない。
孤独。
ほぅ。
なんとか一日一善(作歌は善なのか悪なのかもはや謎)、連作で切り抜けました。
応援ありがとう。←思い込みが大切
さあ。
そろそろ短歌に戻ろう。
