はじめてまぐろの心臓をいただいた。
レバーのような食感だけど、無臭だからかすいすい食べられる。
皿の左に添えてある白い部位は心臓の管。こちらは弾力があり嚙みごたえ十分。
いずれも胡麻油でいただきます。
旨い。
冷酒がすすむ。
数ヶ月に一度降圧剤を処方されているS山クリニックのW医師より、このところの血圧が安定しているので(彼女のいう安定とは、上が110〜130台。万が一、そもそもが高い下が90台となれば即高血圧と診断される)、アムロジピンの5mgを2.5mgにしても良い、とお許しが出た。
おそらく夏季限定。
高血圧が原因で人間ドックの不整脈に引っかかった。
それも危険区域。
あれから、降圧剤のおかげかどうかわからないけど、数値は善玉コレステロール以外正常範囲内に落ち着いた。
薬の是非は、人によって違う。
わたしの父が晩年脳梗塞で半身不随だったことが、薬の投薬をやめられない原因のひとつ。
オロナミンCを飲んだくらいで、元気はつらつ!と、本気で思い込んでいた昭和の時代が懐かしい。
心臓と絶品えんがわ梅しその細巻き
ゆふだちに迂回路狭し薄化粧 漕戸もり
迂回路を通った。
迂回する理由も知らないままゆく迂回路はどこか怪しい。
ほんとうに行きたい場所へたどり着けるのだろうか、という不安な表情は薄化粧が似合う。
こちらにも魂胆がある。
みくびらないで欲しい。
