1,500㌘というとたいしたことないと思うかもしれないけれど、1㌔半というとギョッとしない?
亀の餌のことです。
3千円也。
ドックフードじゃあるまいし、猫缶なら何個分でしょう。
約20年近くこの餌一択。
当初は500㌘入しかなかったのが、数年前大量版が登場した。
我が家の亀(当時はクサガメ1匹でした)が、亀生(人生的な)でこれ以外食べたといえば、共存すると思って亀の水槽に入れたカエルになりかけのおたまじゃくし。
家族が、亀同様これまたどこかから掬ってきたので、おたまじゃくし用のいれものを探しているあいだ…ほんのわずかな時間に、むしゃむしゃと平らげた。
手足の出かかったおたまじゃくしを、むんずと掴み噛みちぎる様子は、今でも忘れられない恐怖の場面である。
さぞかし美味かっただろう。
のちにまた、家族がご丁寧に拾ってきたイシガメにおいては、彼の亀生は 食事=市販の餌 なので、
亀は雑食と言われようが、何をゲージに入れようと見事に知らんぷりである。
 
今はちょうど亀活動期。
365日ベランダのゲージに住む彼らの食べざかりだ。
あたりまえだけど、食べれば、出す。
そのたびに水を換え、掃除をする。
わたしが介護職のひとたちを無条件に尊敬するのは、こういう日々があるからである。
ほんっと、ありがとうと思います。
 
 
汚れニオイがなくなる、と書いていないところが肝
 
 

夏痩せて置いてきぼりの端末機    漕戸もり

 

新札。

まだ自販機も券売機も使えない。

いらん、とそのひとは新札を投げた。

新しいのにどこか喜べない薄っぺらい気分だった。