お土産に似ている御中元。

家族(家人)宛は家族(+わたし)で、仲良くいただきます。

名前も知らないお世話になっている方々、ありがとうございます。

 

IオンやMバリューなどのスーパーではなかなかみられない、

荘厳なパッケージを眺めるのも楽しい御中元。

わたくし出自が他と違うザマスの、というオーラがすごい。

缶詰も麺もお酒も、デザインや包装から高級感を醸し出すので、贈り主様のお気持ちは身に沁みやすい。

誠に単細胞のわたしである。

 

本日は豚角煮缶。

早速いただきました。

 

味は濃いが美味くないはずはない。

でも、いかにも高そう。

一個どうでしょう、1,000円〜2,000円といったところか。

いつもの鯖缶なら残った汁は捨てているのに、ラードでコテコテのタレが残った缶にラップをして、冷蔵庫に保管した。何かに使えるかもという魂胆だが、どうなることやら。

 

著名人の奥様が、中元や歳暮のシーズンが怖いとおっしゃっているのを聞いたことがある。

そのお宅には、産地直送の雲丹やイクラや牡蠣、マンゴーや松阪牛などなど…

それはそれは庶民にはお目にかかれないような超高級な品々が、玄関に山積みになるほど届くのだという。

ご近所様に配る、家族親族に配る、従業員に配る。

それでも、配りまくるはなからナマモノは賞味期限を超えてゆく、というルーティンに、彼女は発狂しそうだと嘆いていた。

物を贈る習慣は廃れてきたとはいえ、著名人でもなんでもない我が家にも豚角煮缶が届くということは、まだまだ頑固に日本の古き伝統を守り続ける御人はいらっしゃる証拠。

いただいて嬉しいものはお品ではなく金銭か、とくだんの奥様にお尋ねしたところ、彼女はこりごりという表情でこう言った。

「いらないいらない、もう十分です」

これぞまさしく、本日のハイライトとなった。

 

 

 

残った汁をどうしましょう

 

 

 

生真面目なビーチサンダル22.5  漕戸もり

 

ビーチサンダルを買った。

軽くて、薄くて、できれば携帯しやすくて、ワンシーズンで使い切るくらいのものを探していると、

0.5㍉単位でサイズを揃えたビーチサンダルが目に留まった。

これはなかなか珍しい。

サイズはMかL、せいぜいSサイズがあれば上等で、中にはユニセックスなんていうものも存在するビーチサンダル界(そんな世界あるかわからないが)。

足をビーチサンダルに合わせるのではなく、ビーチサンダルが足に寄り添う今年の夏。

すこし遠くへ出掛けてみようと思います。