雨の歌会。
悪くない。
本日春日井建氏のイベントが主税町であったので、そちらに参加するひとも多く、こじんまりとした午後。
※建さんの展示はいの一番に行ってきた。ゆっくりゆっくり見たかったからそれでいい
 
 
本日の歌会。漕戸さん落第でした。
 
しろたへのブラウス蒸れてみづ匂ふバスに酔ひさう雨の太宰忌
漕戸もり(中日短歌会定例第391歌会詠草)
 
水匂うバス
、と読んでくださる歌人がひとりもいなかったということが、自分の実力不足を思う。
みづ というのを 自ら と読んだ歌人がいたことにも驚くし、更に、実力不足を思う。
 
あの日。
化繊の白いブラウスを纏い、バスには運転手とわたしふたりだった。
そして太宰忌だったのだ。
雨。川沿いの国道。水。
溺れそうだったのを思い出した歌会。
 
歌会とは、誰かにわかって欲しいと思う黄昏。