仕事関係のみなさまとの飲み会があった。
前回同じメンバーで飲んだ時、偶然、中の一人が飲み会の前日か翌日に誕生日だったということを、別の仲間が知っていて、事前にみんなでサプライズバースデープレゼントを渡した。
1月のことだったので、そんなことすっかり忘れていたわたしたち。
ところが、貰った方というのは決して忘れないのだった。
特に、誕生日にサプライズでプレゼントを貰ったなんて、そう簡単に忘れられるものではない。
言われてみればそうだよなぁ。
 
彼は、お寿司の太巻きが入った紙袋を全員分用意していた。
健康診断で再検査を要するものがあった彼の、無事が確認できたタイミングで企画された飲み会だったので、皆の衆ありがとう!というような、単純に快気祝いのような振る舞いなのかと思っていたけれど、いややはり前回の誕生日サプライズの御礼と考えたほうがしっくりくる。
そもそも、皆の衆心配してくれてありがとう、と一次会の費用は彼の奢りだったのだ。
 
それにしても、お寿司のお土産ほどテンションがあがるものはない。
お土産界の西の横綱がケンタッキーフライドチキンなら、東の横綱は寿司折だと言っても過言ではない。
サザエさんではないが、ほろ酔い気分で寿司の折り詰めを揺らしながら帰ってくるお父さんは、子どもから大人まで誰にとってもヒーローには変わりない。
持ち帰るのがわたしだとしても。
こちらこそ、ありがとうです。
 
 
 
ここの大将はイケおじである。

 
 
絶品太巻き
 
 
 

踝のとほい靴下半夏生  漕戸もり

 

半夏生はもうすこし後ですが、既に踝爆漏れです。