寺山修司忌。
全集は持ち運びがおっくうなので電子書籍も持っているけれど、どういうわけか寺山の詩歌は電子で読むのにそぐわない。
実はうっすら予感していた。
でも、青空文庫で読む名著になんの抵抗もなかったし、なんといっても寺山を常時携帯できるという思い上がりのほうが勝ったので、えいやっと電子書籍を購ったのだった。
 
この足りなさはなんだろう。
煮すぎた春きゃべつをつまみながら、なんだろうなんだろうと思う春爛漫の黄金週間。
きゃべつ以外ぜんぶ、ほがらかが過ぎる。
 
 
二階ひゞきやすし桃咲く誕生日   寺山修司
 
生きている

 

 

吸ひつくし制服匂ふ修司の忌  漕戸もり