円安、岸田政権、物価高、殺人、復興、被災地、戦争、差別、ハラスメント…、居住いをただすような情報を伝えるだけが新聞の役目ではない。
業界新聞というジャンルがある。
酒新聞。ゲーム新聞。芸能人のファンクラブ新聞。ボクシング新聞。麻雀新聞。ファッション新聞…。
業界の数だけその道の新聞があり、一般的な新聞の購読者よりも愛情を抱き発刊を待ち侘びる者が多い。
一字一句逃さないように読み、一読したらすぐに古紙に出すのではなく、暫く手元に置いておき、1週間でも1か月でもなく1年が過ぎるころやっと紐で縛ったりして(だとしても選別して残せるものは残す)、断腸の思いで処分を決めるものだ。
断定的に言ってはみたが、確証があるわけではない。
でも、ひとつのことをとことん掘りさげているものに愛以外見当たらない。
愛を易々とだれが捨てられようか。
愛しかない
ということは漕戸もりさんも愛ですか
角砂糖ひとつ落としてしばらくはぢつとしてゐつ愛としてゐつ 漕戸もり
エロである。
愛とエロはとても似ている。