花びらが散ったあとの

桜がとても冷たくされるように

誰にも心の片隅に

見せたくはないものがあるよね

だけど人を愛したら

誰でも心のとびらを閉め忘れては

傷つきそして傷つけて

ひきかえすことの出来ない

人生に気がつく

やさしかった恋人達よ

ふり返るのはやめよう

時の流れを背中で感じて

夕焼けに涙すればいい

 

ささやかなこの人生  作詞 伊勢正三

 

 

強風の名古屋。

従兄弟のお兄さん(山下達夫じゃないほうの従兄弟)の部屋に夥しいLPが並んでいて、特に風のレコードは、ジャケットを表にして飾られていたからよく覚えている。まさに曲よりもジャケットから入った、わたしの風の入り口。

 

風は映らない

 

強東風に背骨を押され押しかへす  漕戸 もり