R-1。
もうみなさん、芸人と呼ばずアーティストと呼びませんか?
と言いたくなるほど、アーテステックな芸を観た。
順位は優劣ではないということも、まざまざと知った。
ピン芸人、という孤独が、この思いを強くする。
ウエストランド井口さんの(悪口)が、無関心な人を動かしたし、エントリ-の芸歴制限撤廃もあって、今回のR-1決勝には、とてつもない芸術が集まった。
 
全員素晴らしい、というのを前提に感想をメモしておきます。
 
サツマカワRPG
…バンクシーっていう謎の芸術家がいますが、あのような印象。何も考えていないという風貌で、世の中の不条理を抉ろうとしている?そしてそれは大いに共感を生む。他のネタも観てみたい。
ルシファー吉岡
…個人的好みとしては優勝。とにかく、わかりやすい。そして、攻撃的だけれどやさしい。なんだろう、このやさしさは、と思っているうちに過ぎた4分だった。今後も大期待。
トンツカタンお抹茶
…R-1を観て以来、かりんとうの歌が脳内を駆け巡っている。
🎵かりんと〜うのくるまっ
だいたい、佐藤竹善さんとかちいかわとかお抹茶とか(見た目(笑))、こういうタイプを嫌う人なんかいないんですよ、基本的に。その時点で最優秀特別賞でしょう。
これからも(何が言いたいかわからない)を量産して欲しい。
kento fukaya
…大丈夫。まだ優勝の未来はあります。是非他のネタも観たいし、今回のように小道具に頼らなくてもできる人だと感じました。あなたを観たいと願っています。
吉住
…日系アメリカ人の友人が、ヨシズミのネタが一番心に響くと言っていた。世界中のコメディアンは世界情勢や事件政治を題材にして問うことが多いらしい。チャップリンだってそうだったように。Xで早速ディスられているようだけれど、どうぞ気になさらず、我が道を歩んで欲しい。
街裏ぴんく
…王者。
びっくりしたのだけど、39歳?って。
芸歴20年。嘘漫談。シン毒蝮三太夫になりうると思います。そのためにできることっていうか、そうなったら最強の(毒)になると感じました。ぴんくさんが毒蝮三太夫さんになりたいと思っていないとしても、その芸を是非高い年齢層にも知って欲しいと思うし、受け入れられると感じました。
寺田寛明
…勉強になりました。ほんとうに!そのうえおもしろいだなんて!
賞レースだと難しいのが、バランスで。どうしても静寂な芸術は印象に欠けてしまうのが惜しい。
でも、何時間でも聴いていられそう。ワンマンライブも是非決行して欲しいです。
真輝志
…構成が素晴らしい。すごく真面目な人なんだろうと思う。ネタの仕込み方が抜群。ネタは作家さんの協力があるかもしれないけれど。ご本人はとてもナイーブな印象で、そのアンバランス感が旨み。作家力を誰よりも感じました。
どくさいスイッチ企画
…わたしたち庶民の夢。もしかしてわたしでも僕でもオイラでも出れるの⁈って一瞬だけでも思わせてくれる唯一無二の存在。と言っても我々には無理なんですが。次回は絶対に、プロフェッショナルたちをぶちかまして欲しいです。
 
 
イオンに行ったらかりんとうのワゴンセールが‼️

 

かりんとうの車にはお味噌が必要

※↓挙げておきますが、消されていたらトンツカタンお抹茶かりんとうで観られます

 

 

噛み砕くかりんたうから春の土

漕戸 もり