仕事からぎりぎり大須演芸場に駆け込む。
公演名は3漫(スリーマン)。
新進気鋭の若手3組の漫才師たち。
でもなぁ。
前半1組ひとネタずつと後半はゲームで濁すという1時間で3,000円はちょっと厳しい。
大須演芸場は、ねえねえと漫才師に声を掛けられる小さな小屋ではあるけれど、それがどうしたというのだ。
漫才師は漫才をしてなんぼと憤れば、会場の大半を埋めている若いファンから睨まれるか。
この3組の中でひと組だけM-1準決勝に残っている。
それでも今日は他の2組が勝っていた。※個人の感想
賞レース(いわゆるお受験みたいなものも含めて)というのはどんな分野でも、時の運が大きく左右すると思わせる見本みたいな今日の舞台だった。
若い漫才師にとってまだまだ先は長い。
この3組の数十年後を楽しみにするとして、以下覚え書きをしておく。
からし蓮根…伊織さんの味が最近やっとわかってきた。あの虚脱感や素人臭は爆笑を生むというわけではないけれど、シニカルな笑いはもしかして令和のイッセ–尾形に化けるかもしれない。目が離せない。
滝音…さすけさんの仕切りのうまさが目立つ今回の公演。今後きっと地上波でMCとしても注目を集めてゆくのだろう。控えめで常識もある。政治経済にも強そうだ。若手漫才師に漫才以外の期待など論外と言われるかもしれないが、漫才以外をみせる公演をうつということ自体、それも予想しているのだろう。だからもう一度言う。さすけさんは次世代の司会者候補です。
バッテリィズ…今年M-1準決勝進出を決めた。さや香やニッ社、オズワルドなどをも超えるには今のバッテリィズに何を足せばいいのだろう、と彼らの漫才中考えていた。キングオブコント決勝のときのサルゴリラの魚的な、カゲヤマのお尻的な何か。バッテリィズは準決勝でどのネタをやるのかなぁ。今日のネタは弱めだったから心配。でも決勝に進んで欲しい。応援しています。
2列目から観る。

3,000円は高い!
翌日の寄鍋に足す水清し 漕戸 もり
寄鍋の一回分の分量が未だによくわからない。
翌日の朝、ときには夜までつづく晩秋という初冬。
