仕事で踵の高い靴を履く。
もう何十年もそうしてきているので、
数年前から左足の外反母趾と内反小趾が悲鳴をあげはじめた。
そういうわけで、通勤用と仕事用に靴を履き分けることにしている。
通勤はコンバース、なんていう日もある。
上はスーツなのに足元はコンバースでは、なんだか陳腐な気がしないでもないが、
ニューヨーカーだと言って、今ではすっかり開き直っている。
 
写真は気に入りの既成ブランドで、幅に余裕があるデザインの10㌢ヒール。
こんなに履きやすい10㌢は、巡り合ったことがない。
奮発して木型から作ったフルオーダーのパンプス(最新のパソコン一台分のお値段)も
太刀打ちできなかった壊れかけの足に良く馴染む。
残念ながらこのデザイン、今は販売されていないので、
たいせつにたいせつに履いている日々。
出会ってくれてありがとう。
 
 
   足跡を辿つてゆけば泉湧くここから先はひとりなのだと
                    漕戸 もり
 
 
わたしの足跡は   ◀■   ってかんじ。

なんて味気ないんだろう。