ここ尾張名古屋は芸どころであるのを忘れてはならない。
茶道華道舞踊はもちろんのこと、アニメや小説、歌謡やお笑いまで、
育てる度量がないのはちと問題ではあるが、というか恥ずかしながら
大いに仇となっているのは認めるが、
東海圏から東京や海外へ飛び出して活躍している芸術家のなんと多いことか。
歌人も俳人も見過ごせない諸先輩がたくさんいる。
あとにつづきたいものだ。
写真は、
心の花の歌人田中徹尾さんが代表をつとめる「微文積文の会」の第三号。
序文には、9か月に一度の刊行で今回は27名の歌人や作家が参加されていると
記されている。
田中さんは中部日本歌人会の事務局長もされているところをみると、
作家活動だけでは飽き足らない才能があるに違いない。
そういう意味でいえば、ただ歌だけ作ってふんぞり返っている大家とは
わけが違うのだ。
おめえが言うなって話だけど。
失礼をばいたしました。
わたしは生粋のものぐさ太郎ではあるけど、そうは言っても
低能なぶんひとの10倍やってやっと通常のひとになれるということは、
言われなくとも身に染みているので、こちらの冊子はちろちろと読みすすめていた。
いくつか惹かれた歌もエッセイもあり、尾張名古屋の芸どころパワーを
お伝えできるいい機会なので、近日感想を書いてみることにした。
なあんだ今日じゃないんだ、とお思いのあなた。
パンでもぬか床でも寝かせろというじゃありませんか。
速度も距離も安全第一に。
微分積分、苦手だったな。
蜘蛛を雲と書き換えるように、分を文に替えると急に詩的になる。
ナイスネーミングです。
ではまた。
きみの背を拾い読みして眠る夜螺旋階段ほどくみたいに
漕戸 もり
