中日短歌努力賞をいただきました。
ありがたいことです。
ぽんこつはぽんこつなりに学び、いつか選んでいただいたみなさまに
恩返しができるよう詩歌作に取り組んでまいります。
 
それよりもなによりも!
 
東桜歌会でご一緒させていただいている塔短歌会所属の吉田淳美さんが、
中部日本歌人会の委員長に就任されたということが、しみじみ嬉しい。
長く会の発展に尽くされ、それにもかかわらずちっとも偉ぶらず、
多くの歌人から慕われている吉田さんはたのもしい存在。
ご活躍が期待されます。
 
この記事が出る前に中日新聞の谷口記者から
「漕戸さ~んのぉ~、年齢を~、伺っても~、よろしいでしょうかぁ~」
(イメージ)
と、やわらかな口調でお電話があった。
年齢、ジェンダー、多様性の不問を叫ばれている昨今、
いちばんにそれを優先しなければならないと同時に、
正確な情報を伝えるという要素を兼ね備える職業柄からか、
非常に言いにくく申し訳ないけれど、慣例なので聞いているんです僕ではなくて、
というやわらかさだった。
わたし個人的には、ジェンダーやら人権やら難しいことはよくわからないので、
女ということや年齢や家柄や国籍や婚姻の有無、
その他もろもろに胡坐をかくこともあるけれど、逆に、伏せることで
(例えば、20代後半ですなどと言ってギャランティーをいただく種類の声の仕事すらあるし、
妻と偽って男ともだちと映画の夫婦割引を受けることもある)
そこにいるみんながしあわせに繋がることも数多ある。
その人物や事柄の情報が豊富なことが、<幸福な正しさ>であるとは言い難い。
それがもし<不幸な正しさ>なら正しさはほんとうに必要なのだろうか。
 
おいくつですか?とあなたは女性ですか?などとと聞くのは、つくづく嫌な役割だとおもう。
この記事で吉田さん以外は年齢が記されていない。
きっとわたしの「年齢不問で」という、
赤の他人からみたら毎度馬鹿馬鹿しい、自意識過剰にもほどがある<信念>に均されたのだろう。
谷口さん、ごめんなさい。
良い作品で返しますので、どうかご理解ください。
 
 
          ばらばらにして組み直す更衣  漕戸 もり
 
 
五月は慌ただしくしているため「月のいれもの」は一言三言の更新になります。
毎日更新が目標。
ちいさなことからコツコツと。