予定のついでの近くにカルディがあれば、行っとくかという気もちになる。
タピオカミルクティーやカステラ、パイナップルケーキなど、美味しいものがたくさんある。
※スイーツばかりでなく、食事もいうまでもなく旨い
そういうイメージである台湾の豆乳。
砂糖が使われていないとはいえ、豆のやさしい甘さ(このやさしいというのがくせもの)が、
無意識に日本の無調整豆乳を越えてゆく。
手書きのポップに、なにが記されていたか忘れてしまったけれど、
背中を押してくれたのは間違いない。
買いました。
こんなふうに、はじめて買うときは大人買いしない自分ルールがあるので、
(何度も失敗してきました)まずはひとつ。
そのほか…
濃厚なチョコレートケーキやヨーロッパのビール、海苔バター、トリュフのポテトフライ
(結局、お酒と肴になりがち)を買う。
写真はくだんの豆乳330ml。
むむ?むむむ。
豆そのものは日本も台湾もそんなに変わらないはずなのに、日本の無調整豆乳とは別もの。
言語やお国柄が異なれば、豆乳の製法も違うのだろうか、というくらい違う。
かの国で砂糖不使用豆乳は、飲料より料理に使われるのだろうか。
もしそうなら合点がいく。料理につかえばもしかして、日本の無調整豆乳より
コクがでるのかもしれない、という気配の味でないこともない。
もし台湾のひとが日本の無調整豆乳を飲んだら、どのような反応をするのだろう。
ちょっと聞いてみたい。
聞いて、彼女(または彼)からわたしとおなじような反応(逆視点ですが)があれば、
すっきりこの違和感を、環境や国の違いなどのせいにすることができる。
けれどもし、<日本の豆乳のほうが美味い>となれば、そこではじめて
むむ?むむむ、
のそのあとを忖度なく解説できるというものである。
カルディで、今のところ定番のジャックソイの豆乳。
次にお店に寄るときに、残っているか消えているのか。
そういうスリルを体験するのも、カルディのたのしみかたのひとつでもある。
こんなことを書きながら、やはり本好きは書店の書棚などとつい比べてしまう。
先日、村上春樹の新刊「街とその不確かな壁」が出たので、
これもまた繁華街の書店へ冷やかしにいったのだけど、まだ平積みだった。
売れている。売れていそうだ。
そうなるとこんどは、いつ平積みから書棚に納められるのかが気になってくる。
結局、カルディも書店も、商品を通してそのお店の采配に
興味をそそられるというほかならないのだとおもう。
とりあえず、行っとこ。
自転車のふたりはシールを貼りながら車をどかす春の詩として
漕戸 もり
住宅地内でも消火栓のまえは駐車禁止だと知って春。
知人はやられた、と怒りまくっていたけれど、
自転車のふたりはくちぶえを吹いているような軽やかさで、
また悪い車にシールを貼りにゆくのでした。
