こてんぱにやられる。
今、こてんぱ とキーボードを叩きつけたら
古典パ
と出た。
おぬしなかなかやるじゃねえの。
旧仮名や古語についての勉強をおろそかにしていた罰が
今じわじわ効いている。
読んでいて気持ち悪い、とまで言われてしまった。
今どきの歌人にありがちな、とも言われた。
決して若くはないのだけど。
音の響きやムードで単語を拾いがちである。
それでもスルーされている新進気鋭の歌人もいる。
けれど、できればスルーせず岩や荒波にぶつかりもまれながら
ほころびをととのえていきたいのだ。
わたしは情けないほど馬鹿なので、いちいちひりひりするけれど、
歌人の総評は心からありがたくありがたくおもう。
もしかしてわたしの本質はMだったのだろうか。
なにごとも恋愛を基準にしていたのではわからないものだ。
恋愛だけの人生だったらわたしは生涯Sだったと死んでゆく運命だった。
それはそれでしあわせだったかもしれないけれど、
Mかぁあ。
それで技術に磨きがかかればまあいいか、と諦めよう。
空へゆく近道と知るすべもなくトルコシリアに死は畳まれて
漕戸 もり
毎日死者数が増えていくことに、
だれをなにを責めたらいいのだろう。
