つい数週間前忘年会で会ったひとたちと新年会。
まるで忘年会の反省会のような新年会である。
少人数で、というのはコロナ禍以降の鉄則だけど
大酒を飲み馬鹿話をするということに関しては通常運転になってきた。
ただでさえ少ない人数なので、
そのうちのひとりでもコロナ感染者や濃厚接触者になれば
忽ち中止になるなんともたよりない宴会である。
毎回毎回満を持しての飲み会にもかかわらず今回は回転寿司。
回転寿司と侮るなかれ。
場所はくら寿司である。
初春の運だめし、とばかりにビッくらポン
(寿司皿5枚ごとに一回抽選ができるというお子さま向きのがちゃがちゃのこと)
で盛り上がる。
写真はその戦利品。
4名で?皿(内:汁もの、スイーツ、珈琲含む)いただいて3個GET。
わ~きゃ~と騒ぐわりに(小声です)、未だ中身を開けることなく、
近日中にわたしの知人の子どもに差し上げる手立てとなっている。
 
そういえば、ビッくらポンもドラえもんもいざ書いてみると、
どこからがカタカナでどこからがひらがなかさっぱりわからない。
ドラえもんは一旦カタカナでドラエモン、と書いてみて
ん?なんだか違うぞ、と心がざわざわするので、紙と鉛筆をとりだし
 
ドラエもん
ドラエモん
どラエモン
どらエモン
どらえモン
どらえもン
 
などと綴って最終的に ドラえもん にたどり着くのだが、
ビッくらポンについては、容易く正解を得ることができない。
どなたかが、「ヒントは<くら寿司>です」と教えてくれたとしても
正しく答えられるのは、くら寿司の社員さんくらいであろう。
アルバイトさんでも怪しい難問だとおもう。
このがちゃがちゃ。
よく見ると結構コストがかかっている。
がちゃがちゃを回しているあいだ流れるアニメチックな画面や、
当たれば転がり落ちてくるプラステックケースも、
例えば、最新のいろはすのボトルと比べてみれれば一目瞭然、頑丈にできている。
お寿司を注文する前、画面に
<ビッくらポンに参加する はい いいえ >のような問答があった。
(やる やらない だったかも。お寿司より乾杯が先の
回転すし飲みなので記憶が曖昧なのはお許しください)
おとなだけの場合、通常は <いいえ>を選択するのだろうが、
一月は一年でいちばん運だめしをしたい月なので、
わたしたちは迷うことなく <はい>を選択する。
これがもし、
<ビッくらポンに参加しない を選べば一皿5円引き>
とでも記されていたらどうだろう。
おとなの殆どはビッくらポンへの参加を辞退するはずだ。
だってそうでしょう。
ゲットしたカプセルを開けないでいる4名のおとなが
平均的だとは言わないまでも、
ひとりは独身ひとりはバツイチふたりは既婚というメンツである。
そのだれの心も躍らない中身なのだから仕方がない。
酔っ払いには、
単純明快なルーレットがあり、
アタリとかハズレが食べた数だけわかり、
尚且つ数円でもお安くなればそれでいいのだ。
現時点に、ビッくらポンを辞退してお安くなるという仕組みはないらしいが、
大いに検討していただきたいとおもう。
 
こんなふうにふざけながらも、新しい年は動いている。
ビッくらポンで占う新年はまずまず。
まずまずではいかんでしょう、とおもう松明けである。
 
 水洟を飲み込む喉にマフラーのブランド名がくるやう結ぶ
                  漕戸 もり