毎年恒例の初えびす。
上知我麻神社・大國主社・事代主社は
熱田神宮の参拝ルートに存在しているから、
つい数日前の初詣の折にお参りはするのだけど、
お札をいただくのは初えびす(五日えびすと呼ぶ地域もあるらしい)
と決まっているので、いそいそと出かける。
お札や熊手は、できるだけ早い時間に手に入れると福を招くといわれているため、
5日の午前0時には一番札や福熊手を求めるひとたちで
コロナ禍なんてどこ吹く風、境内には熱気があふれだす。
さすがにそんな時間には恐ろしくて(なにしろ経営者や商売人、夜中ということもあって
水商売風の方々も多く、一斉に我先にと押し合いへし合い買い求めるのです)
とてもじゃないが買い求めることはできない。
ということですこし遅れて早朝6時ごろ境内に到着。
それでもしばらく列にならんで、やっとお札をいただく。
 
我が家は家人もわたしも<商売>をしているから
<家内安全あきないえびす>のお札。
ちなみに…お札はこのほかに、
お勤めのかたには<家内安全はたらきえびす>
漁業のかたには<家内安全とりえびす>
それから、
高齢化の世の中にふさわしい<生涯現役ちからえびす>なんていう
まるで滋養強壮剤のようなユニークなお札もある。
 
福熊手は一番小さいのでも5千円と高価というのもあって
我が家はお札だけをいただくが、
5万円の特製巨大福熊手を手に入れて意気揚々とお帰りになる男性たち
(近年は女性もみかけますが相当重そうです)は、
とてつもなく迫力があり、夜中にもかかわらず神々しく
気迫あふれている様子を眺めるのにも忙しい。
これもそれもすべてが初えびすの醍醐味である。
 
上知我麻神社は知恵の文殊さまなので、
万年受験生のような気もちで、詩歌作成の能力向上もお祈りした。
10代のころから祈っていて今の自分だとおもうと、
祈るだけでは願いは叶わないことも十分承知の助。
 
努力できますように。
 
お祈りもずいぶん謙虚になりました。
 
  恵比須様大黒様をまつすぐに貼るのも仕事初えびす   
               漕戸 もり
 
 
お札には恵比須様と大黒様の墨絵が入っていて
それを壁面に貼ります。
無事に初仕事を済ませました。