待つのも仕事。

いやむしろ、待つのが仕事。

 

12月はさくさく減る。

おい待てこら、と追いかけながら

今日は連作。

 

 

 

窓掛を手掴みで閉づ冬ごもり

遠火事に傾く猫の根元から

水鳥の夢の底辺濡れてゐる

つまらない力ですけど懐炉揉む

お互いをあなたと呼んで柿落葉

        漕戸 もり

 
 
 

 
好きです三橋さん。
亡き人には惜しみなく言える。
なんとなくこんなわたしは卑怯だとおもう。