同じものを毎回毎回作れるということが、プロの料理人だとおもう。
うっかりと、飲食店より美味いご飯を作ってしまうときがないこともないのだけど、
「また作って」と言われても二度とおなじものを作れない。
この時点でもう(おかあさんの味)になる。
これはこれでいいのだけど、だとしたら美味しい記憶を消してほしい。
記憶があるうちは、おかあさんの味ですら気の抜けた料理になってしまう。
リカーマウンテンのカットトマトを箱買いしている。
缶のトマトは体に悪い物質?が染みているらしいと聞いたので、それ以来専ら紙パックのトマト。
賞味期限もたっぷりあるので、お酒を買い込むついでに2ケースほど買う。
というか、お酒は先述したように
蔵出しシャトレーゼの赤とふるさと納税謝礼品の焼酎で足りているので、
リカーマウンテンには缶ビールの空き缶をお返しするのと(ポイントがつきます!)
紙パックトマトの箱の購入が目的。
ほかにお勧めなのは、塩分無添加胡桃。これはキロで購入しちゃいます。
リカマンの店内のレイアウトがめちゃくちゃ好きなので(TDRよりずっと好き)
追加で塩分強めのお菓子やおつまみも買ってしまいますが。
パスタは外で食べるもの、お米は家で食べるものと、どことなく決めているのに
やっぱ今日はパスタでしょう、という日がある。
そんなときにもちろんカットトマトは大切なアイテム。
え?
パックトマト大人買いするんとちゃうんか~、それなのにパスタはたまになんか~い、と
憤るひとも多いかとおもいますが、トマト料理ってご飯でも案外いける。
パエリアとかスパイスカレーとかラザニアにも白米は欲しい。
いいんじゃ!美味しいんだから。
トマトで煮込んだスパイスカレーなど大人二人でお米三合ぺろりんこですよ。
ただね。
絶品の味は次もつづく、というわけではなく、
おなじようにお料理しても、焦げたり時には水浸しだったり甘かったり辛かったり
しゃびしゃびだったりもさもさしてたり、とバラエティー。
それを共に喜んでくださるひとというのはいるのだろうか。
すごいねすごいね、次頑張ろうね、とはこんなおばはんになっても言って欲しい言葉だったりする。
その逆はといえば、「今日のおかず辛くね?」とか「半分残して明日たべるわ」とか
「当分これはいい(作ってくれるな)」とか「(成功とおもっているのに)失敗したの?」とか、
言葉はただ(無料)だから、マジシャンの手からつぎつぎ出るハンカチーフみたいに限りがない。
それでもって絶品のときは、言葉というものは出ないのだから悩ましい。
ひとり暮らしの若かりしころ、玉ねぎが液化するのを見たほど自分のために料理はしたくない。
自身の手料理を自身で食べて自身で評価することが耐えられないんだとおもう。
マクドを食べたいとおもいながら、だれかの言葉を押し込めるために作る毎日の献立である。
螺旋をまく時計回りが正しいと声の匂いが柘榴の香り 漕戸 もり
