一年に一度自分自身にご褒美の、吉本興業名古屋ウィークin御園座がはじまった。
初日は笑い飯の漫才天国。
もー
コメントないっしょ
なんだ言葉にできないとはけしからん!とおっしゃる貴兄は、一度舞台をご覧いただきたい。
笑わせてずっこけてかっけー(カッコいい)と思わせるのは、芸人でしかない
今回はミルクボーイの内海さんが新型コロナ感染ということで、
ももとモンスターエンジンが代演となったが、今年のM1の楽しみが増えた気がして良し
笑い飯は達人の域。安定安心の漫才。
素晴らしかったのが、おいでやすこがとランジャタイ
テレビというのは、良いところは全然映さないので(自覚症状あり)、
こうして舞台でみせていただくと、スマートでよく考えられていて完成度が高いのがわかる。
それでも、おいでやすこがはまだわかりやすい芸なので今更明記することもないが、ランジャタイについては、昨年のM1で唯一高得点を挙げた志らく師匠が神々しく思えて仕方ない。
ランジャタイの不可思議な漫才を 良し と先人切って宣言したことを、
あのときは、落語家に漫才はわからないんだと蔑んだ大勢多数のなかのひとりだったことが
ひたすら恥ずかしい。
ランジャタイの沼に嬉々としてはまってしまった
ランジャタイが投資とかにハマらず(時事ネタ)このまま進化し続けてゆくのなら、
秒単位で優れた漫才師に、いやもう漫才師とかコメディアンとかのくくりではなく、
スタンドアップコメディ(即興話芸)の第一人者として欠かせないコンビとなるだろう。
この素晴らしさもうまく叙述できないので、是非舞台でご覧いただきたいのだけど、
ラーメンと思って食べたらモンブランだったとか、鮪の刺身だと思っていたら苺ゼリーだったとか
そんな印象だと思ってくださればいい。
げ~
と思うけれど次に笑っちゃうような、そんな芸風なのだった。
それは、今までそんなにたびたび出会えるものではなかったものだから、最初いきなりアレルギー反応が出たけれど、今ではすっかり抗体もできたのでちょっとやそっとでは驚かない図太さを身に着けた。
明日からも連日御園座だ。
一体全体私はどこへ行こうとしているのだろうか。
Tシャツの死刑執行日も揺れる 漕戸 もり

