5月4日にたいせつなひとが急逝しまして。

 

 体内のバランスが崩れているGW最終日です。

受験勉強もないのに一睡もしない朝かとおもえば、

10時間も眠りつづけたり、そしてしばらくそれはつづきます。

抱えている従業員も多い企業の代表だったので、おとなの事情で

体は冷凍され、今週お通夜と告別式予定。

 

 3月末に会って飲んでめっちやくちゃ飲んで

あの日が最後だなんて、だれが予想できたでしょう。

体調がよくなかったって、どうして教えてくれなかったの?

わたしは20代。

あなたは30代。

それぞれの人生をそれぞれに過ごしてきて

それでやっときちんとおとなとして話せるときがきていたのに。

 

 あなたのデザインするジュエリーがすきでした。

あなたの保障のない自信にわたしが批判したことも

わたしの後輩とあなたが恋に溺れたときも

酔い潰れてたよりない肩を貸して共に倒れた夜も

青春をいっしょにふりかえった日も

そして。

 

 連休明けに。

 連休明けに。

 

 また会えるのではなく、

 永遠のさよならなんて。

 

 わたしが喋るたびに、声を聴きたいからなんでもいいから話して、と

目の前で当時のわたしの恋人といるわたしに言って、

傍らのあなたの恋人に睨まれていましたね。

兄のような、離れていてもいつもあたたかなひとでした。

 

 お礼もなにも言えてない。

 

 会いたい。

 

 

  戦火にもこころありしか修司忌に

     漕戸 もり