我が仔のゴハンは安全なのでしょうか? | くるみままのブログ

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こんにちは

今日は至って真面目なお話です。

最近、廃棄処分にするはずの食品や加工品などが横流しされ売られていたりして
何処まで消費者は注意しなければならないのかと不安になります。

そんな時、
我が仔のゴハンは安全なんだろうか?
と思い情報の共有をしたいとブログに書くことにしました。



興味のない方はごめんなさい。

スルーしてくださいね。




1ペットフードの安全性と「ペットフード安全法」

2つの事件をきっかけに制定された安全法


2000年に入り人の「食の安全」を脅かす事件が相次いで起こりました。

そのひとつが、1986年にイギリスで特定され、2001年にわが国で、2003年にアメリカで確認された「BSE(牛海綿状脳症)」です。


感染源とされる肉骨粉がペットフードの原材料としても使われていたことから、ペットフード業界にも大きな影響がありました。

事件後、肉骨粉の輸入や使用は禁止となり
現在も牛由来の肉骨粉は使用禁止です。

また、2007年にアメリカやカナダなどでペットフードへの「メラミン混入事件」が
発生し、この事件では犬・猫合わせて
約4000頭が死亡したと推定されています。

アメリカ以外では、南アフリカなどで
犬や猫が犠牲になりました。

米国食品医薬品局(FDA)や米国農務省(USDA)が原因追求し、当初は殺鼠剤の混入が原因とされてましたが、のちに中国の会社が製造・輸入したペットフードの原材料として使われていた小麦グルテンやライスグルテンに有機化合物のメラミンが混入していたことがわかりました。

このメラミン混入事件とその際にリコールの対象となったフードが日本にも輸入・販売されていたことを受けて
農林水産省と環境省はペットフードの安全確保に関する研究会を立ち上げ

2008年『愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)』を制定しました。
施行は2009年6月。


国がペットフードの基準と規格を定め、安全性を確保しています。
ペットフード安全法には、ペットの健康に被害を与える恐れのあるペットフードがあった場合、国はそのペットフードの廃棄や回収を命じることができると明記されています。







ピンボケですみません。


2「ペットフード公正競争規約」

ペットフードを購入する消費者に対し、
必要な情報を正しく提供するための表示事項を定めているのが、「ペットフードの表示に関する公正競争規約(ペットフード公正競争規約)」です。これは消費者庁の認定を受けて定められた業界ルールで、1974年に制定されました。当時はドッグフードのみ対象でしたが、1991年からキャットフードも対象となりました。
この規約を設定・運営しているのが
ペットフード公正取引協議会です。
現在、67社が正会員で国内で販売されているペットフードの90%以上をカバーしています。100%ではないのが現実です。


ペットフードの表示基準








フードを買うとき見てみてくださいね。




3合成添加物って何?

ペットフードには保存期間を長くするためや見栄えをよくするために、さまざまな添加物が配合されています。
一定期間保存するには酸化防止剤や保存料は必要ですが、安全かどうかの確認が重要です。
通常、安全と考えられている保存料などはコストが高く、保存期間が短くなります。


*安全だと考えられる保存料

ビタミンC  トコフェロール(ビタミンE)
植物性油来抽出物質(ローズマリーなど)

写真は気をつけたい合成添加物の一覧です。


4栄養構成の主体は何?

ドライフードは主要原材料欄の最初から3番目まで 缶詰は最初から2番目までに動物性たんぱく質が入っているものを選んでください。
ただ、同じ動物性たんぱく質でも、「チキンミール」より「鶏肉」と表示されていた方が生物価は高い素材だと考えられます。



5ごまかし表示って何?

同じ原材料でも名称を変え、何種類にも
分割することで、その原材料表示の順位を下げて記載されているものがあります。
そうすることで、必要量を満たしていない動物性たんぱく質の順位を上げることができるのです。


具体例:仮に表示に「原材料:ビーフ、小麦粉、米、コーングルテンミール、粗挽き全粒小麦」とあった場合、原材料の先頭を見ると『ビーフベースのフード』と判断しますが、2番目に『小麦粉』5番目に『粗挽き全粒小麦』があり2つとも表記上は違いますが、原材料は『小麦』です。
同じような原材料を2つに分けて表記することにより、実際は小麦が原材料に占める割合が一番高いのに、ビーフが一番高いと
錯覚してしまう恐れがあります。




ワンコやにゃんこは視覚ではなく嗅覚で食べ物を判断します。
フードの着色は栄養価値は無いので、人工着色していないものを選ぶことをお薦めします。





長々書いた文面をお読みくださいまして

ありがとうございました。


ペットフードに対する安全対策はまだまだ
始まって浅いです。


どうか、このブログをご参考になさって
可愛い我が仔に安全なフードを食べさせてあげてくださいね。