また、実家に滞在する日々が始まり、、、



実家に着いた次の日に従妹がやって来た。


どうも、わたしが自宅に帰っていた時に、毎日の様に来ていた様だ。


母は、嫌気が差し、他に行って欲しいと思い、自分の妹、従妹からすれば、母親の妹(H叔母)の家を教えたそうだ。

やると思った。

母も、無責任。あの、従妹に「来なさい」なんて言おうものならばどうなるか、解るはずなんだけど、そこは認知が入っているから、解っていても、口から出る言葉とココロは裏腹なんです。


あの、従妹の事だから、何十年と会っていなくても平気で訪問する。


「教えてもらった、H叔母さんの所に行って来た、とただ報告に来たの」と言う。


子供かっ!?


「H叔母さんは、はじめアタシが分からなくて、びっくりしてた。お茶は出してくれたけどさ」と、従妹。お茶は出してくれた、の後に食べ物は出なかった、と言いたげ。に思えるのはワタシの経験値です。


やはり、喋ることも目的だけど、飲食も目的のひとつなんだ。どうも、この日、手ぶらで訪問したようです。


母が、今日は用事があると言っても、自分の喋りたいことだけ喋り、靴を脱ごうとする。あげてもらえないとなると、「居るの?随分と早く来たね」と、わたしの事を言う。


本当にイライラする。


数日後、道でばったり会ってしまったが、付いてこられると困るので、目線を合わせず通り過ぎてやった。

勿論、従妹はワタシに気付いていた。


意地悪なワタシ。


亡くなった姉の荷物が沢山ある。

姉は、生前整理をしなかった。

いや、違うかな?

整理しようと思った時には身体が思うように動かなくなっていたんだと思う。その意思は、あったんだと思う。


最期、ベッドから起きれなくなった時に、次女の2号(妹)に洋服の片付けをやってもらっていた。その時の2号の態度を覚えている。ふてくされて、どうしてこんな事しなくてはいけないのか、とでも言う態度だった。結局、引き出しをかき回して終わった。


結果、姉は自分の娘には頼みづらいため、、、

介護ベッドの手配をして欲しいと、お願いされたのはわたし。

ホスピスに入るから、手続きをしてと言われたのも、わたし。

銀行口座を託されたのは、わたし。

挙句の果て、マンションを相続して欲しい、とまで言われた。


子供は可愛いけれど、信じられない。

そう思っていた様です。


遺品の片付けに対して、姉の子供たち、

1号(姉の方)は、物欲がない。

思い出に何か持っていけばいいと言われても、要らないと言った。

1号は、遺品を片付けても構わないと思っているけど2号に聞いて欲しいと言う。


2号(妹の方)は、遺品の片付けの事を言うと、機嫌が悪くなる。

まだ、このままにしておいて、と言われる。

本当に大切な物は、自分の手元に置いておきたいのではないかと思う。

手元に無くても、捨てたくない。



遺品の一部を見ていると悲しくなる。


荷物のなかに、姉の使っていた財布が転がっている。中身は空っぽ。


通帳が残っている。残高、ゼロ。


亡くなった時に頂いた、香典袋。中身はない。


これらは、引き出しに無造作に入れられている。


金目のもの、不動産は全て持っていき、後は、放りっぱなし。


自分の母親が59歳で亡くなった。その母親に対して、誠実に物事進めていかないのかな?遺影に顔を上げて真っ直ぐみれるのかな?


37歳と31歳。まだまだ未熟なのか?

口だけは達者だし、体裁だけは気にする。



勝手に捨てることも出来ないので、ワタシが、丸まって放ってある鞄やスカーフを畳んでしまっておく。


メロンを買ってきた。

食べごろと思い、冷蔵庫に入れた。

母がわたしにこう言った。


「アンタ、メロン食べたければ、切ればいいじゃない」

母が言う。


別にメロンの話をしていた訳でもないし、食べたいとも言っていない。

突然言われた。


意味が解らなかったので、スルーした。


(今日は少し肌寒い)

「アンタ、寒かったらストーブ付ければ?」と、言われた。

思わず、「ワタシ、寒いって言った?」と言ってしまった。


ここがワタシのいけない所。


母は、肌寒かったのだ。ストーブをつけて欲しかったのだ。


そして、母は、メロンが食べたかったのだ。

切って欲しかったのだ。


わたしは、単細胞で思った事を、ほぼ、言うタイプで、この言い回しが出来ない。




メロン食べたくない?


メロン食べようか?


少し寒いから、ストーブつけようか。


そう、素直に言ってくだされば、喜んで動きます。



はじめに。

最近、実家の片付け問題に直面した方達ののブログを読んでおり、触発されて、、、アタシもそうなんです!!と吐き出したい気持でいっぱいで書きます。



あと、もう一つ。

アナタにはこの気持ちは、わからない!と、がんサバイバーの方たちに怒られるかも知れませんが、先にお詫びします。申し訳ありません。




癌と宣告されて、余命は短いながらも7年頑張った姉。

仕事をやめて収入が無くなり、実家に移り住んだ。マンションから実家への引っ越しでだいぶモノは捨てたと思う。

でも、生前、もう少し片付けることは出来たよね?

自分の身体が思うように動けなくなる前にどうして片付けなかったのよ?!と、今、すごく思う。


その気にならなかったのかな?

片付けることは、死に向けての作業だと捉えていたのか?とも、考えるけど、その辺は難しい事なので言えなかった。

姉の荷物を見ていると、父と似ている。そう言われたら、姉は凄く怒ると思うけど、ゴメンネ、姉ちゃん。

因みに、工具箱。立派な、プロが使うような工具箱が実家には3個あります。中には色んなサイズのネジ、釘、トンカチ、立派なノミなど入っている。庭の大きな箱を開ければ、ペンキ3個、プロが使うようなグラインダー、電動チェーンソー、、、何か商売でも始めますか?と言うようなモノが沢山、出てくる。
実家は、普通の住宅街の1軒家です。
思わず、見ないふりして閉めた。

各家庭、いろいろとあると思うけど、、、結局、姉の子供は、やるやる詐欺。口だけで手やカラダを動かすことはない。

あ゛〜

やるのは、ワタシになる。だろうな。

姉は離婚しており、元夫は行方不明。子供は娘が二人(1号と2号)いる。

姉は、癌で59歳で亡くなった。


病が進行し、仕事を辞め、お金の面から、住んでいたマンションを賃貸にして収入を得て、自分は実家に住まわせて貰っていた。この時にだいぶ荷物は整理されているが、今も、姉の荷物は沢山ある。


亡くなってから4年。こうして母を見守りながら、実家で、毎日、姉の遺影におはようを言い、姉の鞄を眺め、姉の飾った造花を眺めて、思い出と一緒にいる。亡くなった人とのお別れってこうやって自分の中で噛み砕き、納得するものなんだと最近、ようやくわかった。

でも、まだ、思い出すと涙が出る。


そう、実家には両親のものだけではない。姉の荷物が沢山あるのだ〜


そんな、姉の荷物を片付けるのは、誰がやるべきなのか?


二人の子供だろうな。

普通は。