しおじのし -6ページ目

   しおじのし

  ー裏路地の one dropー

投稿写真

大きく育った僕らの街の

ブレーカーを誰かが落としたね。

少し太り過ぎたのは、

ろうそくに映し出される

自分達の影を見ればよくわかる。

だいぶ腹が出た僕ら。

少しの間

小さな灯を大切に見つめていようか。


春が来るから西を向き
夏が来るからと南を向く
僕らはそうして忘れていく。
秋が来るから別れを選び
冬が来るからと恋しがる
君達は探究を止めてしまう。

何故だろう…

それを網棚に置き忘れても
赤の他人。
目新しい風に流される。
中身を読まずに判断されるのを
大いに嫌うクセに
赤の他人。
季節のせいにでもしとけばいい。

何故だろう…

そう思うことも次の春には
夏の事で頭はいっぱいだから
去年の秋の想いなんて
何故か今年の冬の下に
埋めてさようなら。


僕と君の両輪が
クルクル回って
グルグル遠回りするのは
どちらか片方だけ
強く回るからだよ。
同じ想いと誤解してたら
いつしか片方だけ
車輪が大きくなっていたよね。
左周りに続いてく轍に
後から来たのがつまづいたのは
グルグル遠回りしたアト。

僕と君の両輪が
クルクル回って
グルグル遠回りするのは
どちらか片方が
小さくなっていたとは
僕らがつまづいたアト
それを気がついたのも。